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第8話

捌話
68
2025/11/27 12:22 更新
日が暮れてゆく


鴉に導かれるままに


森の中を走る
藺月 あなた
雪どうして私が呼ばれたの?
雪
行ケバワカリマスヨ
藺月 あなた
そっかー
少し不満げに言ってみる
雪
ソンナモノニ引ッ掛カラナイデス

諦めて後を追うことに専念する


しばらく走っていると大きな館が見えてきた
藺月 あなた
ここが?
雪
産屋敷邸、鬼殺隊本部デス
藺月 あなた
おっきなお屋敷だねけどすぐに忘れちゃうや
庭にある植物を眺めながら


雪の案内を無視していきたいところへ行く
雪
ソッチジャナイデス (💢)
藺月 あなた
はーい
雪に羽織を引っ張られながら


少し開けたところに来た


長い縁側 石がびっしりと敷き詰められている
お館様
よく来たねあなた


私は反射的に膝をついて頭を下げた

お館様
そうかしこまらなくていいよ急に呼び出してごめんね
藺月 あなた
いえ私がこうしたいと思っているのでお気になさらず
お館様
あなたは謙虚だね
お館様
今日ここへ呼んだ理由は君に
お館様
柱への推薦が来た
藺月 あなた
えっ?
思いもしなかった言葉を聞いて驚いてしまう
藺月 あなた
どうして私に
藺月 あなた
甲隊士は他にもそれに私の同期は私よりも才があります
お館様
もちろん他の子供たちの話もあったけどね君が頭一つ飛び抜けていたんだよ
お館様
君の技量には申し分ないそれに加えて誰にでも温かい言葉をかけられて信頼がある
藺月 あなた
そのようなことは
お館様
君は凄い子だからこそ鬼殺隊の上に立ち先陣を斬って欲しいんだ
お館様
どうだい?もちろん私はあなたの意見を尊重するよ
藺月 あなた
その話受けさせていただきます
下げた頭を上げお館様の目をしっかりと見つめる
お館様
ありがとう君はもう50体以上鬼を倒しているけど今の柱はみんな十二鬼月を倒している
お館様
君には単独で十二鬼月を倒してほしい
藺月 あなた
御意
お館様
またここで生きて帰っていい報告を聞けることを待っているよ
藺月 あなた
有り難いお言葉です
お館様
雪案内頼んだよ
雪
ワカリマシタ
お館様に背を向けて走り出す


なぜか希望に満ちている


十二鬼月を倒して


同期のみんなを守れるくらい強くなって


しのぶさんと肩を並べて傍で支えれる


何故か本当にあるかわからない未来を想像する
藺月 あなた
(頑張れ私!私ならできるよ!)
手を強く握りしめ胸をドンッと叩く
空を見上げ何事もないように光り続ける月をみる
藺月 あなた
ほんと、月が憎いぐらいきれいな夜だな

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