第74話

な な じ ゅ う さ ん ☺︎
5,367
2022/06/16 11:22
水族館を周りきり、


お昼を食べ終え、

ちょっとお土産をみて




俺たちは海岸に向かった。



あなた「え、めっちゃすぐ海やん笑」
拓「ほんまやな笑」
あなた「行こっ!!」


海に向かって、

勢いよく駆け出すあなた。



楽しそうやな笑笑



…なんか、

めっちゃデートって感じです。




あなた「ぎゃあ!濡れた!!」
拓「ちょ、靴びちょびちょやん笑笑」
あなた「やばいやばい笑 えへっ笑」
拓「えへっ、やないて笑 大丈夫なん?」
あなた「大丈夫やで?あっちも行こ!」


拓「うんっ、行こ!」




ながいながい海岸を歩きながら、

他愛もない話をいっぱいした。





ちょっと疲れて、

座って、また話して。







こんなにじっくりゆっくり

一日中2人で話すんは、


ほんまに久しぶりや。









あなた「なんか、喋り疲れた、笑」
拓「そーやな笑」
あなた「んー、、」
拓「眠い?」
あなた「ちょっとね。今日楽しみすぎて、あんま寝れんくて笑」
拓「そーなん?」


少しはにかみながら、

小さく頷くあなた。



かわいすぎやん、、


あなた「帰りたくない、」
拓「まだ夕方やで?笑 しかも、家隣やし笑笑」
あなた「そーやけど、、」
拓「…また、2人でどっか行こ?」
あなた「いいん、?」
拓「だって学校で会えなくなるやん。その分会わな、寂しいやん…」
あなた「…// そやねっ、」
拓「…なんか、俺も帰りたくなくなってきたわ、」


ずっと、

2人でおれたらいいのに。







あなた「もうずっとここいよ、?」
拓「夜寒いで?笑」
あなた「確かに笑 ちょっと寒くなってきたね、」
拓「日も落ちてきてるしな。寒い?」
あなた「ちょっとね。」


俺は、

自分のジャケットを脱ぎ、


あなたの肩にそっとかけた。





あなた「たく、寒くないん?」
拓「俺はぜんぜん大丈夫やで?」
あなた「そ?ありがと。あったかい!」
拓「よかった。 …もう日、沈みそうやな。。」
あなた「うん、…なんか、あっという間やね。」


そう言う、

あなたの目は、



少し寂しそうだった。

   
拓「…どうする?夜ご飯。」
あなた「あー、、大阪で食べる?」
拓「兵庫わからんもんな笑 どうせ梅田で降りるし。」
あなた「えっ、梅田で大丈夫??」
拓「危ないかな?」
あなた「うーん、、」
拓「がんばって顔隠すわ笑」
あなた「オーラ消しとき?」
拓「オーラなんてないよ笑笑」
あなた「あるわ!!笑」
拓「そーかな、、じゃ、梅田行こか。」
あなた「…そやね。」



まだ帰るわけやないけど、


ここを去るのは、

少し寂しく感じた。










拓「また、こよな。」
あなた「うんっ…」
拓「夏行こ。ほんまに。」
あなた「…うん、」
拓「あなた、?」
あなた「わたし、話せたら十分やから、…あんま、気にせんでいいから… なんかあったらいややし、、たくのイメージ落ちて欲しくないねん。」



あなた、

ずっと、気にしてたんかな。




…そうやんな、

あなたにはファンのみんなの気持ちわかるから。








拓「ありがとうな。でも、…ちょっと変装したり、こそこそせなあかんけど、普通に付き合いたいねん。」
あなた「たく…」
拓「…見損なった?…アイドルとしてあかんやんな、、ファンのみんなを1番大事にせなあかんのに、自分の気持ちばっかり優先して。」
あなた「ううん… 見損なうわけないやん…」
拓「ほんま?なら、よかった。」
俺は、

まだどこか不安そうなあなたの目を、
 

じっと見つめた。






あなた「たく…?」
拓「2人でおるときは、ジャニーズの西村拓哉やなくて、彼氏の西村拓哉やからな。わかった?」
あなた「…笑」
拓「何その反応!笑」
あなた「なんか、くさいなぁって笑笑」
拓「本心やもん、」
あなた「うんっ笑笑 くさいけど、なんか嬉しいよ?笑」
拓「何やそれ笑」


クスクス笑うあなたの姿は、


いつもよりキラキラして見えた。




デートってなんか、特別やな。





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