第32話

さんじゅうにわ
30
2026/02/22 09:00 更新



小豆沢 こはね
こんなに傷だらけで……

宵崎 奏
一人で戦ったんだし…無理もないよ

朝比奈 まふゆ
大きさが桁違いだったって聞いたんだけど…鳳さん、驚いてなかったんだよね?

東雲 彰人
知ってたってことか?それとも…

青柳 冬弥
何度も見てきた……と、考えるべきだな

天馬 司
同意だ。えむの精神力と、それから戦い慣れた身のこなし。とても、初めから備わっていたとは思えない

東雲 絵名
蓄積されてようやく形になってるって感じ。…でも、私達じゃ解らない。えむちゃんの口から、ちゃんと教えてもらわないと。

白石 杏
じゃあどうするんですか?起きて早々、全部話してって言ったら……鳳さん、話してくれると思いますか?

東雲 彰人
それは……。でも聞かないと、もう無理だろ?オレは、無理にでも聞き出すべきだと思うけどな

暁山 瑞希
ボクは反対。これだけ疲労していて、さらに皆で詰め寄って逆に追い詰めるだけでしょ。

青柳 冬弥
じゃあこの先もずっと、俺達は何も知らないまま鳳だけ危険に晒すのか?俺は聞き出すべきだと思う

宵崎 奏
でも……鳳さんの顔、見たでしょ、?そう簡単には言わないと思うんだ。少し待ってから聞くのはどうかな…

朝比奈 まふゆ
少し、って、具体的にどのぐらい?時間は決して、多く残されてないんだよ。

東雲 絵名
……草薙さん。草薙さんは、何か知ってるんだよね、?それを話してくれる訳にはいかないの?

神代 類
…寧々?

草薙 寧々
…………

草薙 寧々
知ってる。全部じゃないけど、皆よりは…

白石 杏
なら……

草薙 寧々
でも、真実も知ってるなら、えむの決意も私なりに理解してるの。えむが必死に隠し通してきたことを私がアッサリ喋ることはできない

東雲 彰人
でも、コイツ…鳳だけじゃなくて……、他の奴らの命もかかってるんだぞ?どうするんだ、この先…

草薙 寧々
………ごめんなさい東雲くん。でも、私だって……

神代 類
ごめんね。僕も殆ど分からないけれど、どっちにも挟まれて寧々だって辛いんだ。許してくれ

草薙 寧々
………、司、アンタはどう思う?聞き出すべきか、言うのを自然に待つか…意見が欲しい

天馬 司
………

小豆沢 こはね
司さん?

天馬 司
オレは……











天馬 司
オレはまず……目を覚まして欲しい

天馬 司
聞き出すとか、待つとかよりも…そうだな。何より目を覚ましてくれたら、それが一番だ

天馬 司
それで、えむが話したいと言うのなら聞くし、話したくないと言うのなら、オレはなにも聞かない

天馬 司
えむに、任せてみようと思う

白石 杏
__そうですね!鳳さんも、いい加減色々学んだでしょ!次に目を覚ました時の意見は、かなり重要ですね

小豆沢 こはね
そう…だね。待とっか。えむちゃんの目が覚めるのを

天馬 司
ん?あ。ま……待て!

小豆沢 こはね

草薙 寧々
……起きる



(ぱち



東雲 彰人
あ、起きた

暁山 瑞希
大丈夫?えむちゃん!

小豆沢 こはね
よかったっ…!えむちゃん。ここ、わかる?

鳳 えむ
…………

草薙 寧々
!?

草薙 寧々
ね、ねぇ…えむ?

青柳 冬弥
どうしたんだ?

白石 杏
鳳さん?どうしたの?

鳳 えむ
………

鳳 えむ
………れ…



天馬 司
?、すまんえむ、聞こえなかった!もう一度頼む






鳳 えむ
あなた……は…


















鳳 えむ
だ………れ………?















小豆沢 こはね
……………へ…………、?

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