第7話

2,671
2018/09/17 09:26
※前回までのあらすじ⬇

西の山と東の山の妖が神楽坂にどちらがこの山に住むのが相応しいか相談しに来ていた…だが,その話には名取と言う祓い屋が関わっていて…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
神楽坂
すまんな…少し客が増える,気にするな
東の妖
お前は…?!
西の妖
名取…?!
名取
あれ?お前達がいたのか…柊を連れてくるんだったな…
西の妖
よくも我らを騙したな?!
名取
騙してはいないなさ
西の妖
ナン…ダト!?
神楽坂
そうだな…西のはコイツには騙されていない…お前達が勝手に勘違いしただけだろう…
東の妖
レイコ…
夏目
俺はレイコさんじゃない…祖母はとっくに他界している
東の妖
祖母…お前はレイコの孫か……そうか…レイコは死んだか…
東の妖
夏目殿…名前を…
ニャンコ先生
その話は後でだ,帰りについてくるといい
西の妖
なんだ,この豚猫は
ニャンコ先生
な,なんだとー?!
神楽坂
少し黙ってもらってもいいか?斑
ニャンコ先生
(*`ω´)ぐぬぬ・・・
神楽坂
さて,話を戻そう
«1時間後»
神楽坂
では…西のと東のは共に暮らして行く……事でいいな?
西の妖
異論は無い
東の妖
同じく
神楽坂
(´Д`)ハァ…後はお前達で決めろ…
東の妖
はい,ありがとございました
西の妖
では,失礼する
神楽坂
( -ㅂ-)ハァ…やっと帰った…
楠美
お疲れ様です主
神楽坂
なんなんだアイツらは……最後は意気投合していなかったか…
柊木
肩を組んで帰っていきましたね
神楽坂
言うな…
夏目
神楽坂…
神楽坂
あぁ…まだ居たのか,で?お前達はなんの為にここに来た
夏目
それは……
ニャンコ先生
私から説明しよう…こいつを連れてきたのは私だからな
柊木
斑…貴様?!
神楽坂
待て,で?目的はなんだ
ニャンコ先生
昨夜この近くに雷が落ちただろう?そこには古木があると聞く,古木に雷が落ちるといい酒が湧くのだ。その酒を飲むには夏目の力が必要だったので連れてきた訳だ…
神楽坂
そして…道に迷って,ここに行き着いたと…
ニャンコ先生
そうゆう事だ
神楽坂
バカバカしい…聞いて呆れる
柊木
外に放り出しますか?
神楽坂
いい…お前は
名取
この辺を散歩していたら偶然夏目を見つけてねぇ…危ない事をしないか後を付けていたんだ
神楽坂
……まぁいい…外までの道を案内しよう,夜は道が違うからな
夏目
助かる
名取
道が違うってのはどうゆう事かな?
神楽坂
よくあるだろう…妖のイタズラだ
名取
なるほど…不便なら君が祓うからいいか
夏目
そう言えば…神楽坂は祓い屋…なんだっけ?
神楽坂
3代目…だけどね
名取
先代は…たしか
神楽坂
妖祓いの最中に死んだ
名取
……どちらとも?
神楽坂
祓い人は母だけ…父は私が小さい頃に交通事故で死んだ
夏目
……
神楽坂
(まぁこれは私にかかっている呪いのせいだけどね…)
楠美
主…
神楽坂
なんともない……さぁ,そろそろ帰れ…道を案内しよう
夏目
俺は先生に乗って…
神楽坂
この辺りには私が結界を貼っているからいくら斑でも破る事は出来ない
名取
だからうちの式は通れなかったのか…
神楽坂
……行くぞ
«10分後»
神楽坂
……付いたぞ
夏目
こんなに…近かったんだ
神楽坂
今回は特別だ,明日は別の場所に空く
夏目
そうか…
神楽坂
夏目なら一目で分かる…
夏目
……この妖が目印なのか?
神楽坂
良く分かったな…そうだ,コイツが目印だ…後はこの道を真っ直ぐ行けば私の家がある
夏目
……また来てもいいか?今度は田沼達も誘って
神楽坂
……別に構わないが
夏目
そうか…ありがとう
ニャンコ先生
夏目,そろそろ行くぞ
夏目
そうだな,じゃあまた明日な
神楽坂
……お前はいつまでいるつもりだ
名取
はいコレ,次の会合の日付と場所
神楽坂
私は会合には行かないが…
名取
的場が呼んでる
神楽坂
……的場
名取
じゃあ,次の会合で会おう
神楽坂
お前も行くのか?!
名取
当たり前だろう?仕事があるからね
神楽坂
そうか…(式は置いていくか…)
名取
では,私は行くよ
神楽坂
さっさと帰れ…ここは,お前が来ていい場所では無い
名取
……また今度
神楽坂
……
続く

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