前の話
一覧へ
次の話

第1話

青色巫女 1
1,769
2022/08/03 22:25 更新
あなた
はぁ…
私の口から溜息が聞こえた
雷電将軍様の目狩り令と鎖国令が無くなってから
鳴神大社に来る人が格段に増えた
疲れすぎて頭が痛い
あ、あの
あなた
はい。なんでしょうか
せめて参拝客には笑顔を振りまく
なぜ君だけは服が青いんだい?
あなた
そうですねぇ…
私の服は普通の巫女とは違い
白衣はくえは淡い水色で緋袴ひばかま
青色だ
下駄の紐も水色で 本来の赤と言うイメージが私の服は
青色のイメージになっているであろう
あなた
母が継いでくれた物なので
疲れきった体で力を振り絞りニコッと笑ってみせる
あなたの下の名前
聞き慣れた後ろから幼い男性の声がした。
あなた
空!  久しぶりね。
この人は空
雷電将軍の意志を変えた英雄よ
そして横に浮かぶ子が空の相棒 パイモンさん
あの時はありがとうね
あなた
んふふ、友人として当然の事をしただけよ
パイモン
あなたの下の名前がいなければどうなっていたか…
パイモンが過去を思い出すような声を出した
そーいえば私は空が天行奉行に追われてる時に
助けてあげたわね。
あなた
今日は神社に何の御用が?
八重神子に会いたくて来た
あなた
八重様はこちらに
社の奥を指した手の方向を向かう
空とパイモンさん
あなた
ふふ
そんな2人が可愛くて思わず笑みが心から零れ落ちてしまう



それから4〜5時間ほど仕事をしていたが
参拝者がいない事に気がついた
あなた
神社から見る景色は絶景だ
夕暮れ時に1人で黄昏ていると
彼がいた
あなた
あ、万葉
楓原万葉
久しいでござるな。
元気にしておったか
声を少し弾ませながら言うが万葉少し眩しく見えた
あなた
そっちこそ、稲妻からギリギリで逃げたんだって?
ふふ 勇気があるのね
楓原万葉
まあな。拙者にはもう過去の事である。
あなた
ふーん。私ならいつでも遊びに来ても良いよ
あなた
ま、南十字船隊に居た方が万葉らしいけどね
力を抜いて少しゆったりとした姿になった
楓原万葉
璃月には興味は無いか
万葉が真剣な表情で私の瞳を覗き込んで疑問文を並べる
あなた
璃月? あぁ、稲妻の海を超えた先にある街の事ね
あなた
行ってみたいけど…
あなた
私は巫女の仕事もあるしね。
行きたかった気持ちを心の中に閉じ込めて
うっすら笑みを浮かべてみる
八重神子
その事なら良いわよ
本宮から八重神子様からの声がして私は驚きを隠せなかった
あなた
……え?  私が璃月に行ってもよろしいのでしょうか
八重神子
もちろん。巫女の仕事はこちらで対処するわ
あなた
なら、
あなた
万葉。私、璃月に行きたい
楓原万葉
あなたの下の名前殿はそう言うと期待しておった。
明日船は就航する。
それまでに支度は終わらせおいてくれ。
あなた
ええ
稲妻から出られることに戸惑いと喜びが隠せない
八重神子
そんなに急がなくても明日はくる。
支度をしてよく寝るんじゃぞ
八重神子
1ヶ月後には帰ってきなさいね
あ、お土産も忘れずに
少し寂しそうだが、お土産を買ってきたら許してくれるだろう
あなた
私はこれで失礼します。
私は神社の片隅に居る。

あなた
……
私は小さい頃からこの神社にいた
名誉ある家だったから神里家とも交流があったのだけれども ファデュイによって絶滅された


私の家の名誉は何かしら氷の女皇に必要な物らしい。

それを運良く交わした私が今の「天野宮家 青色巫女」
なのだ
全てを失った私は鳴神大社に拾われ
そこで巫女として働いてる
あなた
何があっても私は
あなた
ファデュイを潰す
私の髪の毛が揺れて
私の腰に付けてある水元素の神の目が光ったような気がした

プリ小説オーディオドラマ