私の口から溜息が聞こえた
雷電将軍様の目狩り令と鎖国令が無くなってから
鳴神大社に来る人が格段に増えた
疲れすぎて頭が痛い
せめて参拝客には笑顔を振りまく
私の服は普通の巫女とは違い
白衣は淡い水色で緋袴は
青色だ
下駄の紐も水色で 本来の赤と言うイメージが私の服は
青色のイメージになっているであろう
疲れきった体で力を振り絞りニコッと笑ってみせる
聞き慣れた後ろから幼い男性の声がした。
この人は空
雷電将軍の意志を変えた英雄よ
そして横に浮かぶ子が空の相棒 パイモンさん
パイモンが過去を思い出すような声を出した
そーいえば私は空が天行奉行に追われてる時に
助けてあげたわね。
社の奥を指した手の方向を向かう
空とパイモンさん
そんな2人が可愛くて思わず笑みが心から零れ落ちてしまう
それから4〜5時間ほど仕事をしていたが
参拝者がいない事に気がついた
夕暮れ時に1人で黄昏ていると
彼がいた
声を少し弾ませながら言うが万葉少し眩しく見えた
力を抜いて少しゆったりとした姿になった
万葉が真剣な表情で私の瞳を覗き込んで疑問文を並べる
行きたかった気持ちを心の中に閉じ込めて
うっすら笑みを浮かべてみる
本宮から八重神子様からの声がして私は驚きを隠せなかった
稲妻から出られることに戸惑いと喜びが隠せない
少し寂しそうだが、お土産を買ってきたら許してくれるだろう
私は神社の片隅に居る。
私は小さい頃からこの神社にいた
名誉ある家だったから神里家とも交流があったのだけれども ファデュイによって絶滅された
私の家の名誉は何かしら氷の女皇に必要な物らしい。
それを運良く交わした私が今の「天野宮家 青色巫女」
なのだ
全てを失った私は鳴神大社に拾われ
そこで巫女として働いてる
私の髪の毛が揺れて
私の腰に付けてある水元素の神の目が光ったような気がした











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!