ur side
休暇が終わった後日の夜は、空気が重く感じた。
体は休めたはずなのに
休暇の後はなんだか気が入らない。
今日の任務は、街の警備
警備と言っても、公認されていない組織だから
ただの見回りのようなものなのかもしれない
任務は毎回担当する場所が異なる
この日、俺は屋敷から見て南側
じゃぱさんとえとさんは、東側
どぬは北側
シヴァさんとるなが西側だ。
このくだり、何回目だろ…笑
俺が担当した南の街は、他と比べて田舎だ
その分、場所は開けていて、鬼が出たら戦いずらい
てか、そろそろソロは卒業したいっつーの。
畑には、朝からずっと動いていたのだろうか
腰を丸めて眠たそうな顔をするお爺さんがいた
この街を担当した時、いつも見る顔だ
『あぁ!そうだよ!もう、大変だ…。』
いつも思う。
このお爺さん、元気すぎる。
『君こそ、こんな夜遅くに散歩かい?』
『気を付けるんじゃよ~!』
そして、お爺さんは明るい街へと帰っていった。
ここまでが、いつもの流れだ。
けど。
さっきからする変な気配は、気のせいだろうか。
それだけが、いつも通りでは無かった。
返事はないが、視線を感じた。
確実に、いる、鬼が。
すると次の瞬間____
ザザザッ !!
カキィン ッッ !!!!
今…ッ上手く避けれたけど…
油断していたら、危なかった…ッ
もしかして……ッ
どうして、鬼が俺の名前を…ッ!?
構えろ…刀を…ッ!
いつ来るか、分からないぞ…ッ!
その時____
鬼は口角を上げた。
来るッ!攻撃がッ!
かわせッ…!かわすんだッ…!!
動け、俺の体ッ!!
避け…れたッ、!
よかッ___
肩に激痛が走った___。
肩に、血が滲むのが分かる。
あの一瞬で…ッ
早すぎる…ッ!
今、鬼が笑った。
鬼が見ている方に目をやるとそこには
嫌な予感に、確信が伝わった。
るなは、シヴァさんと、西側にいるはず……ッ!!
追いかけようと踏み出した時
鬼の一撃が横から飛んできた。
ガキン ッ !!!
刀で受けきれたが、受け身を取れなかった
って…!!今はそんな場合じゃないッッ
駄目だ…ッ!間に合わない…ッ!!
動け、動け動け動けッッ!
くそッ…!さっきの衝撃で……ッッ!
カキィン ッ !!!!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!