第14話

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2024/02/09 08:00 更新
剣持刀也
ほら、寝よう?
刀也に絆されて、ベッドの中に入る
コイツッ、私の扱いを完璧に解ってやがるッ
あなた
はいはい、寝ますよ
私がベッドに入ると、続いて入ってくる
現在、6月の上旬
シングルベッドに、2人で寝るのは、流石に暑い
それに狭い
あなた
せま…
剣持刀也
しょうがないじゃん
あなた
いや、布団が無かったのが問題ね?
あなた
私が下で寝ればよかった…
剣持刀也
ソファーで寝る手もあったか
剣持刀也
行かせないけど
あなた
おま、ちょ、辞めろ
クッソ、心臓がバクバク言いやがる
刀也は、向き合うように寝ている私をギュッと抱き締める
このままじゃ、鼓動が伝わって、ドキドキしてんのがバレちゃう
だけど、身動きなど取れるはずもない
結局今日も、刀也に振り回されたなぁ
そんな事考えていたら、段々瞼が重くなってきた
あなた
おや…すみ…
剣持刀也
ん、おやすみ
刀也の優しい声が聞こえて、その温かさに包まれるように夢の世界へおちていった
目を開けると、まだ外は暗いようだ
刀也はまだ寝ていて、美しすぎる寝顔である
あなた
かっこいい…
は?顔面国宝か?
少しでも前に身体をよじれば、唇がくっつく距離なのだが
刀也にガッチリ抱き締められてるせいで、身動きをとる事すら許されない
少し身体を下に潜らせる事は可能だが
まだ外は暗いんだ
2度寝ぐらいはいいだろう?
頭を刀也の顔の下に移動させて、私からも刀也に抱き着くような体制になる
あなた
いい夢…見てね…
瞼が重い
段々視界が暗くなる
テンポのいい音がした
気がした
剣持刀也
クッソ…可愛いかよ…
いつも通りの時間に目を覚まし、温かい感覚に包まれて、幸福感を感じている
人肌の温かさみたいで、それは特別で
とても温かい
あなた
んん…
今日は休日…
予定は…
ふわぐさと遊園地じゃなかったっけ?
待て、ヤバい
起きなきゃ起きなきゃ準備しなきゃ
取り敢えず、ベッドから出て…
目の前に居るのは何だ?
と言うか、ガッチリ抱き着かれて捕まってんだが?
あなた
刀也、起きて、起きて!
剣持刀也
んん…もうちょっと…
あなた
ねえ起きて!
剣持刀也
まだ寝る…
あなた
私、今日、予定、ある!
あなた
おーきーてー!
刀也を揺さぶるも、全然起きようとしない
なんなら、拘束が強くなっている気もする
誰かヘルプミー
助けてぇー
予定に遅れるのだけは勘弁だよー
剣持刀也
あなた…温かい…
あなた
ちょ、おま、辞めろッ!
ぐーっと、刀也の体を押すも、抱きしめる力が強くなって、更に距離が近くなる
ダメだ、羞恥心で死ぬ
あなた
離れろって…///
あなた
刀也の事、嫌い…///
退いてくれないのが悪い
あなたちゃん、刀也の事嫌いになっちゃうもんね!
剣持刀也
えっ?
剣持刀也
ゴメン、マジそんな思いさせた?
剣持刀也
ゴメン!
剣持刀也
謝るから、許して
あなた
…許さない
退いた刀也の横を通り抜けて、ベッド脇にあるカーテンを閉める
瞬きの間の早着替えをして、またカーテンを開ける
剣持刀也
何処か行くの?
あなた
ふわぐさとデート
剣持刀也
えっ、ちょ待っ
あなた
んじゃあ、行ってくるわー!
昨日準備した荷物を引っ掴んで、部屋を出る
部屋を出る直前、刀也の頭の上に見えた好感度は、90だった
また好感度上がってね?

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