さっさと終わらせてしまおう
私が叫ぶと、霊は浄化される
消えると、街頭がチカチカと点滅をする
日付問題無し、時間も問題無し、人通りも戻った
あとは2人の安否を確認しなくては
カランカラン
2人に抱きつかれて、私はフワっと笑う
嗚呼、2人が無事でよかった
あの時、2人が正しい行動を取ってくれた
だから、無事だった
涙がポロポロと溢れ出る
いつも巻き込まれる時は、1人か、刀也が居る時か…
少なくとも、意図して巻き込まれない時は、他人を巻き込まない
なのに、今回は2人を巻き込んでしまった
2人が私の涙を拭う
2人の声は、今まで聞いた中でダントツと言っていいほど優しくて
余計、ホッとして
涙が溢れる
2人が私を優しく抱き締める
2人とも私よりも身長が高いから、包まれてる感覚になる
とても温かい
2人に手を引かれて、電車に乗る
人は少なく、私達3人が座っても大丈夫なぐらいガラガラだった
座ると、眠気が来るが、帰ることを連絡しなきゃいけないので、スマホを見ると、刀也から凄い量のメールが来ている
それをフル無視して、お母さんに連絡を入れる
スマホを仕舞うと、段々と眠くなる
コクリコクリ眠くなって…
そう言われて、その言葉に甘えて、眠りについた
目を覚ますと、湊がこちらを覗いていて、明那が頭をポンポンと叩いて起こしてくれている
まだ眠たい思考を起こして、2人にエスコートされながら電車を降りる
すっごくすっごく眠い…
2人の方を見ると、優しげな表情を浮かべている
ホームを出ると、刀也が待っていた
2人が手を振るので、こちらも手を振り返す
2人の頭の数字は
不破湊:80
三枝明那:80
うん、うん…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。