第22話

22話 謎の病(古友恋心編)
5
2026/01/02 11:00 更新
純香が気を失う
魔条琉妃
純香!大丈夫か!?
魔条が歯を食いしばる
魔条琉妃
お前らまじで…この子は体が弱いんだぞ…!そんなにこの子を追い詰めて…どうしたいんだよ!
ホームレス
知らねーよ!そいつだって貧しい俺らをほったらかしだ!金くらいよこしゃ、こんなことならなかった!
魔条琉妃
つくづくむかつく奴だ…。みんな…道を確保してくれる?頼めるかな。
宮地悠尋
分かった。
医畑空介
病院まで俺がついて行こう。
魔条琉妃
心強いよ。頼むね空介。
医畑空介
その前に万全な状態で連れていきたい。少し時間をもらうね。
魔条琉妃
できるだけ早く…。
医畑空介
分かってるよ。朝が凄いからさ…ある程度の処置だよ。
医畑が処置をする
速橋俊音
さあどいてもらおうか!
通路を確保する
速橋俊音
早く行け!
魔条琉妃
ありがとう。助かる…!
魔条が純香を抱える
医畑空介
行くよ。
魔条琉妃
うん。
病院まで走る
医畑空介
この先真っ直ぐだ!
魔条琉妃
はぁ…はぁ…。
魔条の顔が青ざめる
魔条琉妃
純香…。
病院にて
魔条琉妃
すみません!この子の意識が!
医師
分かりました。緊急ですね。今すぐに対応を。
魔条琉妃
お願いします。
医師
ん。
純香をじっと見る
医師
ちゃんとしている。
医畑空介
ええ。体温調整など、やれる範囲のことはやりました。
医師
ありがとうございます。では…取り掛かります。
純香が手術室に入る
魔条琉妃
助かった。空介。君がいなかったら。
医畑空介
いいんだ。守りたいものは守るべきだよ。
魔条琉妃
ありがとう。あの子は…本当はあんなに色素がないわけではないんだ…。本当はあんなに痩せ細っていないんだ…。本当はちゃんと笑えるんだ…。本当は…
医畑空介
分かってる。分かってるよ。今は落ち着こう。
魔条琉妃
ごめん…取り乱した…。
医師
数時間後
医師
一応命は取り留めることができました。ですが…まだ意識が戻ってはいません。むしろ…遠くなる一方のようです。
魔条琉妃
まじか…。
魔条が俯く
魔条琉妃
あの子…生まれながら病気をもってるんだ。原因不明の病。身体の中が病によって侵され続けている。かなり深刻なはずなのに…うちに来た。って事は…。
医畑空介
助けて…欲しかったんじゃないかな。
魔条琉妃
そういう事だよな…。あぁクソ…。気付けなかったことに腹が立つ。ただ浮かれ気分でいた。
医師
そばにいてあげてください。
魔条琉妃
すみません。この度はありがとうございました。
病室にて
魔条琉妃
純香…。
皆田木純香
…琉妃。
魔条琉妃
純香!目が覚めたの!?
皆田木純香
今ね…。ごめんね。ちゃんと買い物行きたかったね。私…柿が食べたかったな。
魔条琉妃
大丈夫。空介に買ってきてもらったよ。剥いてあげるから待ってて。
皆田木純香
ありがとう。
魔条が柿を剥く
皆田木純香
剥くのがあまり上手じゃないね。ちゃんと家事はやってるの?
魔条琉妃
当番制でやってるよ。でもあんまり上手くはできない。
皆田木純香
だよね。
純香がクスリと笑う
皆田木純香
ふふふ…ガタガタな形。
魔条琉妃
心配だよ…。俺で心配だよ…。怖いよとても…。
あ、ごめん…。はい柿。食べなよ。
皆田木純香
ありがとう琉妃。
柿を口の中に入れる。
魔条琉妃
…。
皆田木純香
ごめんね。もう…噛みきれない。
魔条琉妃
もう…そこまで。
袋に吐き出す
魔条琉妃
純香…。
魔条が純香の手を握る
魔条琉妃
俺さ…君に初めて会ったあの日から、君のそばにいたかった。
次回 2人の過去が明らかに!

『琉妃と純香』乞うご期待!

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