ミンギュside
ハユンが出ていったドアの音で
今まであったことがフラッシュバックした
自分はあなたに何をしてしまった?
あなたはただ純粋に俺を思ってくれてたのに
酷いこと言って傷つけて
酷いことをして絶望させてしまった
あなたは何度も俺と話そうとしてくれてたのに
俺は、、、、何を、、、、
彼女との日々を思い返しながら
部屋を歩いていると
ソファーのサイドテーブルの隙間から
紙の端がはみ出していた
裏を返して見てみると
白黒の写真だった。でもただの写真じゃなくて
ドラマや映画でよくみるエコー写真だ
そんなこと一目瞭然で分かりきったことなのに
停止した頭ではそれすら考えられなかった
でも日付をみるとまだ離婚しておらず
あなたに出張と嘘をついて旅行に行っていた
あの日だった
ただでさえ、あなたを裏切ってしまった
罪悪感で潰されそうなのに
こんな大変な事実を受け入れられなかった
自分が許せなくて怒りのやり場がなく
みっともなく泣き叫び続けた
あなたは妊娠していたのに急に裏切られて
自分に浮気をされ酷い言葉を浴びせられ
挙句に離婚を言い渡され追い出された
という事実だけが頭に残り
その日は眠ることができなかった
次の日
やっと落ち着き頭が少し冷静になった
ずっと泣いてても仕方がない。
やってしまった事実は変わらないし
あなたを傷つけたことも変わらない
それなら、あなたに今からでも会って
許されなくてもいいから謝りたい。
そうと決まればやることは1つしかなかった
あなたside
【約7ヶ月前】
初めての場所で初めての子育てを
1人でするのは容易なことではなかった
つわりが酷い中健康的なものを食べるため
吐き気を抑えながら料理をしたり
体調がかなり悪い中生活をしていくためにと
朝の満員電車にのって簡単なパートの仕事をしたりと
本当に毎日が試練で
精神的にも肉体的にもボロボロだった
そしてついに1人で子育てしていけるか不安になり
精神的に病んでしまった
そんな時、偶然買った雑誌をチェックしていると
精神科の先生の記事が載っていた
その先生はジョシュア先生と言うみたいだ
ちょっとした興味本意だった
行って少しでも楽になったらいいなと
正直そんなに信用すらしてなかった
でも、この出会いが大きくあなたの人生を変えるのだ
そんな、どこかで聞いたことあるような朝の占いなど
雑誌に集中していたあなたには聞こえなかった















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。