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第1話

Prolog
915
2026/02/14 09:44 更新








人間社会のテンポについていくのをやめた。

お仕事はしてるけど、社会とはちょっとだけ距離を置いてる



だって一番の役目はただ、リノヒョンのそばでわんこでいることだから













リノが起きると隣には丸くなって眠るスンミナ

lk
……おはよ

声をかけると、もぞっと動いて顔を上げる
sm
、りのひょ……!
すぐに嬉しそうな顔になって、腕に頬をすりすりしてくる
lk
朝からテンション高いなㅎ
sm
だって、あさ……うれし…
lk
朝ごはん食べよっか
sm
うんっ…
ご飯を作ってると、椅子にちょこんと座り大人しく待ってる

sm
…まだ……?
lk
まだ、ちゃんと待て
sm
……いいこでまつ…!

こうやって聞いてくることも多いけど…ㅎ



食べ終わったらソファに座る俺の足元に戻ってきてペタンと座る

sm
…おいしかった…!
lk
よかった
sm
…ちゃんと、おさら…もってった…!
lk
ん、いいこナデナデ
sm
…えへへ……!



外に出るときは首輪代わりのリード、、のときもあるけど今日は俺の手をぎゅっと握る

公園のベンチに座ると俺の肩に寄りかかって日向ぼっこ
sm
ここ、すき……
lk
それはただの昼寝スポットだろ
sm
……ひょんの、となり…


帰り道
スンミナは眠くなって、歩くスピードがだんだん遅くなる

sm
…もう歩けない……
lk
はいはい

ため息つきつつも、軽く抱き上げる
スンミナはそのまま安心しきった顔で、俺の肩に頭を預ける
sm
……ごしゅじんさま……すき…
lk
その呼び方やめろ
sm
…だって、わんこだもん……





"頑張る"とか"自立"とかそういう言葉はちょっと遠くにあって、





ただ、誰かの傍で安心していれることが一番大事なこと







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