人間社会のテンポについていくのをやめた。
お仕事はしてるけど、社会とはちょっとだけ距離を置いてる
だって一番の役目はただ、リノヒョンのそばでわんこでいることだから
朝
リノが起きると隣には丸くなって眠るスンミナ
声をかけると、もぞっと動いて顔を上げる
すぐに嬉しそうな顔になって、腕に頬をすりすりしてくる
ご飯を作ってると、椅子にちょこんと座り大人しく待ってる
こうやって聞いてくることも多いけど…ㅎ
食べ終わったらソファに座る俺の足元に戻ってきてペタンと座る
外に出るときは首輪代わりのリード、、のときもあるけど今日は俺の手をぎゅっと握る
公園のベンチに座ると俺の肩に寄りかかって日向ぼっこ
帰り道
スンミナは眠くなって、歩くスピードがだんだん遅くなる
ため息つきつつも、軽く抱き上げる
スンミナはそのまま安心しきった顔で、俺の肩に頭を預ける
"頑張る"とか"自立"とかそういう言葉はちょっと遠くにあって、
ただ、誰かの傍で安心していれることが一番大事なこと











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。