第3話

🎲 𝟐
2,475
2024/05/04 08:05



あれから、約1週間。
この人はほぼ毎日お昼の時間やってくる。
 これお願いします 

そして、同じようなものを買って
いつの間にか帰っている


でも今日は違った


あなた
 いらっしゃいませ 



いつも帽子を深く被った人ともう1人白髪男の人が一人。
今日はスナック菓子系をいくつかカゴに入れていた。
 叶、これ買っていい? 
 いいよ、 

あの常連の人、叶って言うんだ…

もう1人はカゴにプリンを入れて、
少し嬉しそうにしていた。


あなた
 スプーンお付けしますか?  
 1347円です、
 あ、お願いします 


もう1人はスマホをつついていてた
細い骨ばった手。
チラッと見える赤色の目。
綺麗だなって思った

 あの、 
あなた
 あ、すみません!!! 
 んふ、大丈夫ですよ 

あなた
 丁度ですね、ありがとうございました 

会計が終わると、叶さんは彼の肩をトンっと叩き、
「いくよ」と一言いい、自動ドアの方へ進んでいく。

 ! 


こちらの方に振り向いた白髪の彼は
私を見て驚いたのか目を見開いていた。
 あいつって… 


この時はさ、
あんなことになるなんて思わなかった




ありがとうございます!!
通知来てめっちゃびっくりしました
これからもよろしくお願いします🙏




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