大森side
仕事は思ったよりちゃんとできた。
支障は出ていなかったと思う。
そう言われた。
仕事が終わって帰宅した時に彼がいないと自覚して寂しくなった。
ただ、会いたかった。
いつも一緒にいるからわからなかった、若井の存在がいかに大切かを改めて身に染みた。
この声を聞いた時に、一気に涙が溢れた。
明るくてなんだか楽しそうで、
愛おしい優しい声。
普段泣かないのになぁ、笑
喋れないくらい泣いてしまって、
でも、目の前に若井がいることが嬉しくて、
感情はごちゃ混ぜ。
彼の顔は、凛としていて素敵で、
輝いていた。
よっしゃ、と言い始めてソロどうしようとか言っている彼。
そんな彼はまるで中3の時初めて合わせた日みたいに、
無邪気に素直に音楽を楽しんでいた。
これからもさ、
みんなを幸せにしていこう。
いっぱい休んで自分も幸せにしてあげようね。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。