その後はタイミングが合わないこともあったものの
飛雄はぐんぐんと精度を上げ
日向との速攻がどんどん決まった
「よく我慢して待ってたなぁ」
『日向ですか?』
「顔面にトスくらってるやつなんて初めて見たもんなぁ」
『確かに、、笑』
飛雄が日向に上げるかと思いきや田中にトスをあげる
案の定月島のブロックは日向についていたから
田中は誰もいないコースを気持ちよく打つことができた
「フリーで打たせたら触れねえ」
と縁下が言う
「どうだオラ月島コラ
俺と日向潰すっつったろうが!」
と田中がトレーナーを脱いで月島を煽る
「なんでお前が1番威張ってんだ田中ー!」
「そうだ!1年のおかげで打ててるくせに!」
「態度でかいぞ!」
「脱ぐなハゲー」
『見苦しいぞー』
「今普通に悪口混ぜたの誰だコラ!
あなたに見苦しいって言われた、、、」
そして順調に点を取り日向、影山、田中チームが
勝利した
「キャプテン!!!」
日向と飛雄が入部届を大地さんに渡す
「清水!あれもう届いてたよな?」
「うん、あなたちゃん、手伝ってくれる?」
『はい!』
そして1年生4人は烏野の黒いジャージを受け取った
「「これから烏野バレー部としてよろしく!」」
「これでひと段落ついたな
スガも田中もなんか色々やってくれたんだろ?」
「え!?いや別になにも、、?」
「あなたから聞いたよ、
とりあえず丸く収まって良かった
ありがとな!」
そこに顧問の武田先生が体育館に飛び込んできた
「組めた!組めたよ!!
練習試合!相手は県内ベスト4!青葉城西高校!」
「青城!?」
「げっ」
「うそ、、」
「県ベスト4と練習試合!!!」
「お!君らが問題の日向くんと影山くんか!」
「問題の??」
「春田さんからよく聞いてるよ」
「あなたさん?」
『武ちゃん私の担任だから』
「あなた、武ちゃんじゃなくて武田先生だろ」
と大地さんに怒られる
「今年からバレー部顧問の武田一鉄です
バレーの経験はないから技術的な指導はできないけど
それ以外のところは全力で頑張るからよろしく!」
「うっす!」
「いやぁ、あちこち練習試合のお願いに行ってたから全然こっちに顔出せなくて、、」
「先生、青城なんて強いとことどうやって、、」
「まさかまた土下座を、、」
「してないしてない!土下座得意だけどしてないよ今回は!
ただ、、、条件があってね
影山くんをセッターとしてフルで出すこと」
「え?」
「なんすかそれ
烏野自体は興味ないけど影山だけはとりあえす警戒しときたいってことすか
何すか舐めてんすか?」
「い、いやそういうわけじゃなくて、、」
「いいじゃないか、こんなチャンスそうないだろ」
「いいんすかスガさん!烏野の正セッタースガさんじゃないすか!」
「、、、俺は日向と影山のあの攻撃が4強相手にどのくらい通用するのか見てみたい」
スガさん、、、
「先生、詳細お願いします」
「うん、日程は急なんだけど来週の火曜-」
「じゃああなたちゃん、来週の練習試合は
これとこれ、私が用意しておくからあなたちゃんこっちお願いしてもいい?」
『わかりました!』
「よろしくね」
潔子さんとの打ち合わせも終わり、
部員たちも皆んな帰り始める
なんか声をかけるべきかな
いやなんてかけるんだ
きっと複雑な心境だろうしそっとしとくほうがいいかな
スガさんと一緒に帰りたかったけど
そんな気分でもないよね、、
「あなた〜」
『スガさん、もう帰ったと思いました』
「なんでだよ〜一緒に帰るべ?」
『え、、いいんですか?』
「なんでだめなんだよ(笑)」
2人で肩を並べて帰っていると
飛雄が追いかけてきた
「菅原さん!!」
『飛雄?』
「今回は俺、自動的にスタメンですけど、
次はちゃんと実力でレギュラー取ります!」
「え?影山は俺なんか眼中にないと思ってたから意外で、、、」
「なんですか?」
「体力も実力もお前の方が上だろ?」
「経験の差はそう簡単に埋まるもんじゃないです
それと、、、」
「「スガさーん!!!」」
「ほ、、他のメンバーからのし、信頼とか、、、
なので、俺、負けません!」
「うん、俺も負けない」
「スガさーん!大地さんが肉まんおごってくれるって!!あ、あなたもいたのか!
影山で見えなかった!」
『一言多いよ田中』
「でもスガさん、俺は、、納得できねえっつうか、、」
「そりゃ悔しいけど、でも影山が中学ん時と同じだって思ったら大間違いだって見せてやりたいじゃん」
「そうだな、怖いのは影山単品じゃないってこと見せてやろう」
「あざす、カレーまんありますか?
、、、あなたさん何個目すか」
『3個目』
「さ、3!?」
「あなたはいつもいっぱい食うからなぁ
大地もそれ計算に入れてるんだよ」
『いつもありがとうございます大地さん』
「美味そうに食べるからついつい餌付けしたくなるんだよなあ」
と言いながら私の頭を撫でるキャプテンと副キャプテン












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。