第9話

ありがとう。
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2018/07/24 08:17
あなた

え、マ、サイ…?ど、し…たの、?


マサイが私を抱きしめてくれた。
マサイ
ゴメンな…
あなた

な、なんでマサイが謝るの??

抱きしめられているせいで








マサイの顔が見えない。









けど、マサイの声は











どこか寂しそうで、

























優しくて、なぜかドキドキした。
マサイ
辛かったよな。苦しかったよな。ゴメンな、
マサイ
オレやっぱダメだな。

あの時も今も全然お前のこと守れてない。
マサイ
もう、何があっても泣かせたくなかったのに。。
あなた

ねぇ、マサイ

あなた

こっち向いて?

マサイは私から離れて、少しだけ寂しそうな顔を私に見せてくれた。
あなた

自分のこと責めないで。
 
マサイはなんにも悪くないんだから。私はほんとにマサイに助けてもらってる。


十分守ってもらえてるの。

だから、そんな顔しないでよ?ね?

マサイ
あなた……
マサイ
オレさ、確かにシルクたちは大切な友達だよ。
マサイ
けど、オレはその何倍もあなたのが大切なんだよ。
あなた

マサイ。ありがとう。

マサイ
だから信じて?
マサイ
オレは何があっても絶対絶対あなたの味方。
マサイ
だから、あなたがもしも我慢できなくなったならあなたの好きなようすればいい。
マサイ
オレは絶対に、裏切らないし、隣りにいるから。
マサイ
だからあなたもそんなに自分のことせめんなよ。
あなた

ありがとう。ホントにありがとうね。(*^^*)

マサイ
あぁ。     そろそろ、戻ろっか。
あなた

うん!

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