「……この前、俺の名前呼んでくれて嬉しかった」
M!LKであるあなた、timeleszである俺。
……そして、元SexyZoneであるあなたと俺。
元メンバーとして共演しないよう暗黙の了解があった。
そんな中で初めての共演。
そして、timeleszについて話を振られたあなたが 悩んだ末に名指しで呼んだのか ……俺。
びっくりした、けど めちゃくちゃ嬉しくて。
『ふふ……風磨なら、なんとかしてくれるじゃん?』
「っ、……」
「ほんとに、……こいつ魔性の女すぎるっ、て」
動揺する俺の気持ちなんてこれっぽっちも知らず、俺を信じきってるあなた。
そして案の定……それが嬉しい俺。悔しい
「……写真集も、ズルいって。」
『え〜だって手元に残したいじゃん?……風磨が監修したって言うし。』
『…大人の色気と、ふとした瞬間に見せる無邪気な笑顔の振り幅めちゃくちゃ良かったよ?ドキッとした!』
『あと写真以外もさ、30年の歩みを振り返る超ロングインタビューもあったし、風磨のこれまでの努力や言葉が詰まってて、めちゃくちゃ良かった』
あなたが紡ぐ言葉。
どれも心地よくてずっと聞いていたくなる。
ズルい。と思ってたけど、自分がこだわって作った写真集を隅々見てくれたんだな と感じれば
……悔しいけど嬉しい。振り回されてばっかだろ、俺。
「……あなた、俺の事好きすぎるだろ」
ぽそっ、と言った言葉。
明らかに誰が見ても俺の方が好きで、仕事を調整してまでラジオに乱入していくほどの溺愛。
……でも振り回されるのが悔しくて。
『……?だーい好きに決まってるでしょ』
「ッ、は!?」
フッ、と悪戯に笑うあなた。
面食らったように目をパチパチさせ。
今……なんて言った?
「ちょ、え……?」
『風磨めちゃくちゃ顔真っ赤〜!!』
「ッ〜!うるさっ、あ、当たり前だろ、…ッ待って嘘?冗談?」
ニヤ〜……ッと笑いながら俺を見つめるあなた。
『好きじゃなかったらあんな場面で呼ばないって』
『……ね、写真集みたいにあまーい顔…私にも見せてくれる?』
……やっぱり魔性の女だ。
でもそんな意地悪な笑みでさえ、可愛くて。
振り回されるのさえ嬉しく感じてしまう俺。
惚れた女に弱すぎる。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!