今、俺は走っている。
理由は1つ
たまたま寝坊してしまったばかりにこんな目に
ただでさえ山登らないといけないから大変なのに!
それくらいの事、ちゃんとしないと
状況がうまく飲み込めない。
なぜ殺せんせーにベッタリなのか
そんな事を疑問に思う前に…
下らないことを考えていた分かりやすい高校生がいた。
殺せんせーはじっとイリーナの胸を見つめてしばらく
顔をニヤつかせ赤くしていた
そこまで鈍くない。
この時期にこのクラスにやってくる先生
結構な確率でただものじゃない
『イリーナ・イェラビッチ』
『職業殺し屋』
『美貌に加え、実に10カ国語を操る対話能力持ち』
いかなる国のガードの固い暗室対象でも
本人や部下を魅了して近づき
至近距離からたやすく殺す
潜入と接近を高度にこなす暗殺者
コレでも彼なりに精一杯抑えてる方だ。
口に出してないだけだいぶ抑えている。
相変わらす殺せんせーは顔を赤くしニヤつきながら満更でもなさそうに話す。
先生はマッハでベトナムへ向かった。
周りが固まった。
先ほどとはまったく違う性格に変貌。
猫かぶりタイムは終了したようだ。




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。