ぽつりと呟いた言葉が伽藍堂に響く。
やはり自分の部屋は声が反響しやすいようだ。
駄目だ。考えれば考えるほど憂鬱になる。
生きるのも死ぬのも大変なんて、人間とは難儀な生物だ。
自分で言って自分で突っ込んでしまった。
虚しいし、流石に呆れる。
でも一番呆れるのは、こんな感じになるのが月1の頻度だということだ。
次に一度はこんな独り言を垂れ流している。
それが一番くだらないと思う。
まあ人生面白いことのほうが少ないが。
出来るだけ早く死ねる事を願って眠ることにする。
というか、それがこうなったときのルーティーンだ。
因みに次の日学校を休むのもその一つである。
自分のこの精神状態が良くなるときが、来るのだろうか。
もしそんな事が起こったら、夢のようだと思う。
でも、もしかしたらおらふくんが奇跡を起こしてくれるかもしれないとも、思わなくはない。
それは自分が絆されているからなのだろう。
それでも、少しなら信じてみてもいいかもしれない。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!