第14話

疑念
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2024/04/12 21:06 更新
ドゴォン
ヒョンジン
ヒョンジン
また派手にやってんねえ
スンミン
スンミン
今日はチャニヒョンとチャンビニヒョンだったっけ
あの2人肉弾戦メインなのになんであんな派手な音鳴るんだか…
やれやれとヒョンジンとスンミンが首を振っていると、階段からコツコツと降りてくる足音が聞こえたので2人は視線をそちらに向ける
フィリックス
フィリックス
あの…おはよう、ございます…。
ヒョンジン
ヒョンジン
!!よんぼが!おはよぉ!
フィリックスを視界にとらえた途端、久しぶりに飼い主に会えた犬のようにぴょんと立ち上がりフィリックスにハグしに行くヒョンジンを、スンミンはもはや見飽きたというふうにコーヒーを啜りながら眺める。
フィリックス
フィリックス
ちょ、ヒョンジナ…っあぶないよ!
あれから相も変わらずフィリックスに異様に好意的な態度を取るヒョンジンに、元々人懐っこい性格であるフィリックスは大分絆されたのか、将また敵では無いと知って警戒を解いたのか、SKZメンバーにも好意的に接するようになった。
フィリックス
フィリックス
スンミナもおはよう。
スンミン
スンミン
うん。よんぼがも飲む?
アメリカーノ。とスンミンがカップを見せてやると、真っ黒い液体を見てフィリックスは顔を顰めて首を振った。
フィリックス
フィリックス
僕にはまだ早いかな…、ブラックで飲めるなんてスンミナが本当に僕と同い年なんて信じられないやㅎㅎ
スンミン
スンミン
よんぼがが子供舌なだけなんじゃない?ㅎ
ヒョンジン
ヒョンジン
えー!俺もアメリカーノくらい飲めるんだけど!
ねえよんぼが、僕も大人?かっこいいでしょ?
見えないしっぽをブンブンと振り回しながら甘えるヒョンジンに、フィリックスははいはい、と苦笑いを浮かべながらその頭を撫でてやる。
フィリックス
フィリックス
それにしても、すごい音だね…。
一体外で何が起こってるの…?
アイエン
アイエン
外部からの攻撃ですよ。
扉を開けて現れたアイエンはフィリックスとそれに懐く実兄の姿を見て、ウゲ…と顔を顰めながら冷蔵庫から牛乳を出し、コップに注ぐ
フィリックス
フィリックス
あ、アイエンくん!おはよう!
アイエン
アイエン
……。
ヒョンジン
ヒョンジン
いえなぁ、挨拶はちゃんとしな?
アイエン
アイエン
……、おはよう、ございます。
アイエンが聞きたくもない、というようにフィリックスの挨拶をフルシカトするとフィリックスに張り付いていたヒョンジンが低い声を出し叱責したのでアイエンはその声にビクッと肩を震わせいやいやと返す
フィリックス
フィリックス
ちょっとヒョンジナ!アイエンくんが可哀想じゃん!
ヒョンジン
ヒョンジン
エッ
フィリックス
フィリックス
ごめんね、アイエンくん…それで、外敵って、?
アイエン
アイエン
ハッㅋ…そんなことも知らずに良くもまぁ…
ヒョンジン
ヒョンジン
イエナ!
アイエン
アイエン
……ッ
アイエンの侮蔑を隠そうともしない態度に今度こそヒョンジンが鋭い声をあげると、アイエンはふるふると肩を震わせ来た道を戻り思いっきり扉を閉めた。
フィリックス
フィリックス
ちょ、ヒョンジナ!アイエンくんのこと追いかけないと!
ヒョンジン
ヒョンジン
…今のはあいつが悪いから嫌だ。
スンミン
スンミン
いいよ。僕が追いかけるからㅎ
ヒョンジナはヨンボガに色々説明してあげな?
ずずず、とコーヒーを飲み干し流しにカップを置いたスンミンはそう言いアイエンが閉めたドアの方へ歩いていく。
フィリックス
フィリックス
ねえ、スンミナ!
僕、アイエンくんになにかしちゃったのかな…?
スンミン
スンミン
……さぁ?
フィリックスの問いかけに1度足を止めたスンミンは振り返って人好きのする笑顔をして肩を竦めたあと、扉の奥に消えていった。
ヒョンジン
ヒョンジン
まあイエナは元々人見知り激しいタイプだし時間が経てば仲良くなれるよ!
それより!とヒョンジンが手を叩く。
ヒョンジン
ヒョンジン
まずは僕たちの活動について知っていかないとね!
ヒョンジンが言うには、このSKZというグループは国がこれまで歴史的に揉み消してきた悪事の被害者達で結成された組織であり、国の悪事を阻止しこれ以上犠牲者が出ないよう国を変えてく為に結成された革命軍のようなものだという。

だから自ずと敵は国家レベルの大規模な組織が沢山おり、定期的にアジトを転々としているが襲撃が耐えないのだとか。

ヒョンジン
ヒョンジン
毎回毎回襲撃来る度にみんなで対応したんじゃ体が持たないから交代制で迎撃ローテーション組んでるんだ。
今日はチャンビニヒョンが初参加だからチャニヒョンがついててあげてるんだろうね〜
フィリックス
フィリックス
っぼくも!
ヒョンジン
ヒョンジン
へ?
フィリックス
フィリックス
僕も暗部として育てられてきたから戦える!
だから僕もそのローテーションに入れて欲しい!
バンチャン
バンチャン
ダメだよ。
いつの間に片付けてきたのか、汗をタオルで拭いながらバンチャンがドアからリビングに入ってくる。
フィリックス
フィリックス
っでも!僕なら、ヒョンジナと互角に戦えた僕なら、戦力にはなるでしょ!?
ギリッとバンチャンを睨みつけながらも体に巻き付くヒョンジンの長い腕に縋るようフィリックスが懇願すると、ヒョンジンは困りながらもだらしなく顔を崩す
ヒョンジン
ヒョンジン
ええ〜、どうしよ、めちゃくちゃ可愛い〜♡
オットッケ〜と体をくねらせるヒョンジンにため息をついてバンチャンがもう一度ダメだ。と一喝する。
バンチャン
バンチャン
たとえ君が強くても、まだ、ダメだ
フィリックス
フィリックス
…僕がまだ仲間だと認められてないからですか…?
…まだ、疑われてるんですね…。
バンチャン
バンチャン
ちがっ…!
フィリックス
フィリックス
…部屋、戻ります。
ヒョンジン
ヒョンジン
ええ!?ヨンボガ朝ごはんはぁ?!
トーストもうすぐ焼けるよ!?とヒョンジンが声をかけるも、フィリックスは反応せず無言で階段を登って行った。
ヒョンジン
ヒョンジン
ええ、トースト…。
バンチャン
バンチャン
……。

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