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第57話

樹くんは扱いが上手い
1,132
2021/05/24 12:30

『 ねー樹くん? 』


田「 なーに 」


『 近くない? 』


田「 近くない 」


『 ううん、絶対近い 』


田「 近くない笑 」


『 ほら!笑ってるもん! 』


田「 バレた?笑 」


『 私そこまでゆるしてないからねっ 』


田「 ふはっ笑めっちゃ膨らんでるじゃん 」


そういって樹くんは私の膨らました頬を

つんつんして楽しそうにする。

この人ほんとに分かってるのかなぁ…。


田「 あ、充電できたんじゃない? 」


『 あ、ほんとだ返信

田「 はい、没収〜 」


『 え、だめだよ!電話しないと! 』


田「 あれ、あのお願いはもういいの? 」


『 …でも〜話さないと死んじゃう、、 』


田「 1日くらい大丈夫だって 」


『 え〜… 』


田「 ほら、しょっぴーでてるテレビだよ 」


『 あ、ほんとだ!!やっぱりかっこいい!
 あ、これ私があげたやつつけてる! 』


田「 っはは笑 」


…って私これ上手くくるめられてない?

翔太くんと電話する約束したのに〜、、

やっぱり相談する相手間違えたかな。

でもいまはとりあえず翔太くん見ないとね!


身終わったあといつの間にか寝てたみたいで、

目を覚ますとふかふかのベッドの上にいて

なにかが巻きついていた。


『 ん、、樹くん重い…っていうかなんで
一緒に寝てるの!!! 』


田「 なんでってここ俺のベッドだし 」


『 私ソファでもいいのに 』


田「 運んだら寝ちゃっただけ、怒んないでよ 」


『 …あー朝ごはんつーくろっと 』


田「 俺も食べたい 」


『 …仕方ないなぁ 』


田「 ほんと素直じゃないんだから笑 」


樹くんは私の気持ちなんでそこまで

わかるんだろ、

というよりいよいよ今日かぁ〜…

なんか変に緊張しちゃうな、、




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