第2話

Episode-1
466
2023/04/30 02:18 更新
シーンと静まり返った部屋で、目覚まし時計が響き鳴る
(なまえ)
あなた
ううん……。何…?
目を開けた瞬間、淡い光が視界に入る。
(なまえ)
あなた
ここは……いつもの部屋…?
(なまえ)
あなた
あれ…?私死んだはずじゃ……、
独り言のように呟いていると、ドア越しから母親の声が聞こえてきた。
母親
母親
あなたー、そろそろ起きなさいよー。
(なまえ)
あなた
え…、あぁ、うん
え…、ホントに…何が起こったワケ…?


思わずパニックになる。
やがて、壁に掛かってるカレンダーが視界に入る。
(なまえ)
あなた
こ、これって…。
私が死んだのは確か1985年の6月か7月の真夏だったはず……
なのに今は……。
(なまえ)
あなた
1984年の6月……、ちょうど1年前…。
もしかして、私……
過去に戻ってきちゃったの!?








(なまえ)
あなた
行ってきます…。
嗚呼、結局学校行くことになっちゃった…。
本当は休みたかったけど…
母親
母親
学校休むですって?
駄目よ、ズル休みは良くないわ。
なーんて言うから、仕方なく学校へ行く。



(なまえ)
あなた
久しぶりだな…、この道。
私が死んでから長い年月経ってるわけでは無いのに、

何故か、懐かしく感じる。

と、後ろから足音が聞こえてきた。
カノン
カノン
あなた〜。おはよう!
(なまえ)
あなた
え、あ、カノンちゃん!?
カノン
カノン
あら、ごめんなさい。ビックリさせちゃった?
(なまえ)
あなた
いや、大丈夫だよ…
カノンちゃんは私と同じ星華女子中学校に通う学生だ。



そして私と同じクラスで、1番仲の良い友達だ。


でも、カノンちゃんは途中で光クラブに拉致され…




少女1号と名付けられるはずだ。
カノン
カノン
あなた、どうしたのよ?
そんな気難しそうな顔して…。
(なまえ)
あなた
いや、特に何も…。
カノン
カノン
そう。
何か悩み事があれば、いつでも相談してね!
(なまえ)
あなた
やっぱり優しいね、カノンちゃんは。
カノン
カノン
当たり前よ!だって友達だもの。









と、私たちは会話を交わしながら、学校へと向かった。
















普通ならば、今の私は光クラブの存在なんて知らず、



普通の学校生活を送っていたのだろう…。





でも、私があのまま光クラブの存在を知らなければ、




カノンが酷い目に遭うかもしれない。









だから、今度こそ……、




















今度こそは絶対に、”誰も死なせない”






タイムトラベルは、



その為に与えられたチャンスなのかもしれない。









そしてまだ、物語は始まったばかりだ。

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