そして1年の月日が経った、ある日の事だ。
教室にて、
なんか…、もう嫌な予感しかしない…。
え……、それって光クラブの事…?
と、口が滑りそうになったが、慌てて言葉を飲み込んだ。
どれも聞き覚えのあることばかり……。
”螢光中には関わるな”
それは、友達・親に何度か言われた事だ。
逆に、聞きすぎて飽きている。
関わるな…と言われても。
私にとって、光クラブは関わらなくてはいけない存在なのだ。
親や友達には悪いけど…。
放課後
私は、あの光クラブへと足を運んだ。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。