考察も少しは出来るようになってます。まぁ、この人は伏線よりも小ネタが好きなんで……そっち多めですね。今までにも結構あります。
口いっぱいに広がるブレンドソース、よく伸びる多めチーズ、大量の具で食感が飽きること無し…
幸福感に包まれていると、食べ終わった橋野さんがガタッと立ち上がり、そのまま凜々猫さんを追いかけていってしまった。
2人きりは気まずかったかな?という結論に至る頃には、トーストを平らげていた。
皿などを片付けてから一度部屋に戻り、身支度を済ませた。それから、ゆっくり読書を楽しんでいた。その時間、約二時間ほど。
そして気づく。
慌てて部屋を飛び出し、中庭への廊下を走っていると
橋野さんがぐったりとして倒れ込んでいた。焦って近づくと、汗で服が濡れているのが見るだけで分かり、喋ることも辛そうなほどの状態だった。
撥水病…手足から汗が異常に出て、常時脱水症状で…
たまに幻覚を見ることがある。
私は全力で(ここに来てからというものの、体力消費が激しい…)キッチンに駆け込み、ものの数秒で水入りコップを用意した。
座らせて、壁に背を預けさせたが、自力で物を持つことは難しそうだったため、口までコップを持っていった。
と言って立ち上がろうとするが、すぐに頭を抑えて座り込んだ。
そう聞いて少し不満そうだったが、特段断る理由も思いつかなかったのか、素直に支えさせてくれた。
こうしてソファーに寝かせた後
と念を押して、リビングを後にした。
脱水症状には慣れてるはずなのに…どうしてだが、いつものように体が動いてくれない。もしかして……
その先を考えるより先に、眠りについてしまった。
*中庭*
よく見たら、端っこの花畑に山神さんがいた。山神さんが被っているのとお揃いの花冠を、ぬいぐるみにも乗せている。可愛い…じゃなくて!!
いつの間にか2人は走って行ってしまっていたので、私も、これまた急いで追いかけた。


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!