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最後のお話になります。
あくまで個人の妄想話です
気分を害してしまったら
ごめんなさい💦
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仕事が落ち着いた頃
郊外に引越しをした。
庭のある 一軒家。
菜那は ずっと 俺の隣にいてくれた
優しい お母さんになって
可愛い おばあちゃんになった。
菜那が俺の隣から居なくなって
もうすぐ5年になる。
庭に植えた 菜那の好きなミモザが
今年も綺麗に咲いた。
6年前
菜那の病気が分かったとき
どうすることも
出来なかった。
海外に行こう。
向こうなら なんとかなる。
俺も一緒に行くから。
なっ。そうしよう。
菜那は首を縦には振らなかった。
蓮 大丈夫だから。
私は ここに居たい。
ここで 蓮と子供や孫たちと
一緒に居たい。
今すぐ どうにかなるわけじゃない
だから ここに居させて。
あれから1年
菜那は静かに息を引き取った。
菜那の居ない世界はモノクロにしか
見えなかった。
可愛い孫が来ても。
心から笑えることはなかった。
いっその事 菜那の後を追おうかとも
考えた。
そんな時 息子が声を掛けた。
「 父さん これ。
母さんから預かってた。」
息子から受け取ったのは
菜那から俺に宛てた
沢山のラブレター。
最初の日付は
菜那の病気が分かった日だった。
いつの間に
こんなに沢山の手紙を…
最後の日付は 亡くなる3日前
字を書くのも 辛かっただろう。
『 蓮 愛してくれてありがとう 』
震えた字で 書いてある。
菜那が亡くなって
初めて涙が流れた
俺はちゃんと 菜那を愛せたのか
菜那は幸せだったのか?
もっとしてあげれることが
あったんじゃないのか…
出てくる思いは後悔ばかり
「 母さんが 、もし私に何かあったら
この手紙をお父さんに渡してね。
お父さん 私の事 大好きだから
生き方を見失うかもしれない。
でも、お父さんには 真っ直ぐ
生きて欲しいから。」
菜那はなんでも お見通しだな。
俺 ちゃんと生きるよ。
だから 見てて。
そして 最期のときが来たら
菜那が迎えに来て。
それまで 頑張るから。
あれから5度目の春
夜 縁側からミモザを見ていると
温かい空気に包まれた。
菜那?
いるんだろ 菜那の香りがする。
すると目の前に
出会ったころの菜那が現れた。
蓮 ちゃんと生きてくれて
ありがと。
菜那。やっと迎えに来てくれた?
優しく微笑む菜那が
俺の前に手を差し伸べた
手を繋ぐと 2人でミモザの前に
立った。
これからは一緒にいれるのか?
ずっと菜那の隣に居ていいか?
菜那の居ない世界は
もう限界だ。
次の日 号外が日本中に出回った。
元国民的アイドル目黒蓮 急死。
メンバーが家に集まった。
🩷なんでお前が最初なんだよ
皆さん 父の為にありがとうございます。
💛大変だったね。
「 僕が最初に見つけました。
朝 家に来た時
ミモザの木にもたれて
寝ているように見えました。
本当に 穏やかな顔をしてました。
きっと 母さんが迎えに来たんだと
思います。」
💙菜那ちゃんか…
今ごろ あっちでイチャついてるな。
その時 部屋全体が
温かい空気に包まれた。
🤍今 ここにいる
やっぱり二人一緒にいるね
🧡めめ〜〜俺を置いてくなよ
💚順番にいくから待ってて〜
庭に突風が吹いて
ミモザの花が庭に舞った。
やっと2人になれたから
暫く誰も来なくていいよ
菜那、これからは どこにでも行けるな。
最初は どこ行く?
やっぱ新婚旅行で行った
ハワイがいいかなぁ〜
めっちゃ 楽しかったよな。
愛する人に出会って 55年
2人は風になった。
~〜 fin ~〜













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!