第23話

21話 絶対に。
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2026/10/06 10:00 更新
あなたside
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
どうしてそんなに楽しそうなの?
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
梅ちゃんは
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
…
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
俺さ飯食うの好きなんだ笑
桜 遥(さくら はるか)
(は!?)
楡井 秋彦(にれい あきひこ)
(え!?)
蘇枋 隼飛(すおうはやと)
(…?)
十亀 条(とがめ じょう)
(!?)
あなた
ぐふふwww
梅宮さんらしいww
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
俺も食べるの好きだよ
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
俺はカレーが好き!梅ちゃんは?
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
俺はオムライスだな
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
あなたちゃんは?
あなた
ウチはオムライスとフルーツ!!
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
果物も美味しいよね!
あなた
だよね〜!!
蘇枋 隼飛(すおうはやと)
(今度果物あげよう)
楡井 秋彦(にれい あきひこ)
(家になんかフルーツなかったけ?)
杉下 京太郎(すぎした きょうたろう)
(帰ったら果物食べさせよう)
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
でも俺とあなたは食べるものっつーより
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
こうやって皆で
ワイワイしながら食べることが好きなんだよ
あなた
皆でワイワイしながら食べられるなら
なんでも美味しい!!
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
そうそう笑
あなた
色んな話したり、バカ笑いしたりさ!
あなた
嫌なことがあっても全部どうでも良くなんの!!
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
俺もそう
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
だからその時間が何よりも楽しいんだ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
だから俺今もめっちゃ楽しいよ
あなた
ウチも笑
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
でもそれは俺がてっぺんだっつーことと
なんの関係もない
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
……やっぱりそうだよね
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
俺思い出したんだ…
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
てっぺんになる前だって楽しかった
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
でもそれが楽しいってことに気づけなかった
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
なんで気づけなかったんだろう…
十亀 条(とがめ じょう)
……
あなた
…そりゃあさ
あなた
人間呼吸する時に
酸素ありがた〜い!とはならんでしょwww
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
だな笑
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
まぁそれだけ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
お前にとっての楽しいことが当たり前なくらい
傍にあったってことだろ
桜 遥(さくら はるか)
……
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
無くなる前に気づけて良かったなぁ…
あなた
そうだね…
あなた
本当に…良かった…笑
柊(ひいらぎ) 登馬(とうま)
……
杉下 京太郎(すぎした きょうたろう)
……
桜side
桜 遥(さくら はるか)
…
そう、言ったあいつら(梅宮 あなた)の顔は

どこか寂しそうな目をして笑っていた。

あなたside
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
あと…もう一つ聞いていい?
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
ん?
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
梅ちゃんはそれをわかってたのに
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
なんでてっぺんになったの?
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
…笑
梅宮さんは黙って

ちょーちゃんのお皿につくねを一つ置く。
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
?
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
ずーっと楽しく皆で飯が食いたいから!!
あなた
ふっ笑
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
皆が幸せで笑ってくれれば俺は楽しく飯が食える
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
そのために俺が出来ることを考えた時それが
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
風鈴のてっぺんにだった。それだけだ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
別にてっぺんを目指してなったんじゃなくて
てっぺんになってやりたいことがあっただけ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
まぁもし他にいい方法があったら
そっちをやってたかもだけど
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
もしそうだとしたら
お前らとこんな風に飯は食えてないな笑
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
やっぱり梅ちゃんは凄いなー
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
ちゃんと自分のこと分かってて
てっぺんになってる
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
いやいやなってるんじゃない
ならせてもらってんだ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
てっぺんは一人じゃなれねーだろ?
桜 遥(さくら はるか)
…ッッ!!
あなた
…
ことはから、遥が風鈴に来た理由は聞いていた。

二年前の荒れた風鈴を知り、この街に来たらしい。

そして、一人で風鈴のてっぺんを取りに来たのだと。

でも、ウチは梅宮さんを見てきたから知ってる。

てっぺんは、一人で立つ場所じゃない。
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
てっぺんになれたのは皆が担いでくれて
俺のやりたい事に共感して協力してくれたからだ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
だから俺てっぺんになった時に思ったんだ
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
俺の願いは俺だけのものじゃなくなったんだなって
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
だからこそこの願いを叶えるために
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
どんな困難にも、理不尽にだって、不条理にだって
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
俺は
梅宮(うめみや) 一(はじめ)
  絶対負けない  
桜 遥(さくら はるか)
…
梅宮さんはその言葉を

" ちょーちゃん " にじゃなく " 遥 " に言った。
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
……梅ちゃんは何もかも背負ってるんだね
十亀 条(とがめ じょう)
……ちょーじ?
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
あーあ!
ちょーちゃんが後ろに寝転びる。
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
俺の拳は軽いわけだ
兎耳山 丁子(とみやま ちょうじ)
勝てっこないや笑
彼はそのまま拳を空にあげて笑顔でそう言った。

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