宮治side…
昨日のツムはなんかおかしい。
いつも調子が悪いやけやないけど別にいいって訳やない。
なのに今日のバレーはなんか''絶好調''って感じや。
角名「侑、今日気合い入ってんの?」
宮侑「はぁ?俺はいつも気合い入っとるやろ」
角名「いやだって今日は調子が良さそうだから」
宮侑「?そうか?」
こいつ無自覚かよ。クソが←
宮侑「サム、コンビニ寄るか?腹減った」
『なぁ』
宮侑「なんや」
『お前あなたさんといつ仲良くなったん?』
宮侑「さぁな、あいつに慰められたわ」
慰められたってなんやねん。
宮侑「サム嫉妬か?」
『んわなけないやろ!』
宮侑「あいつ、なんか不思議よな」
それは俺も前からずっと思っとった。
あなたさんはなんというか、よく喋ったりはしないけど
不思議と吸い込まれていく感じというか、ミステリアスって感じやな。
別に喋ってて楽しいかって言われたら普通やけど
入ったら抜け出せなくなるような感じがするんや。
『お前、いつかあなたさんの沼から抜け出せなくなるんちゃう?』
宮侑「はは、そうかもしれんなぁ」
『なんやあっさり認めよって』
宮侑「まあ実際入ってきてるんやないかって思てるし」
ツムが1人の女に興味を持つのは珍しいことやな。
ツムはしつこい女ばっかに追っかけられるから
女は基本嫌いやし。まあ俺もやけど。
だけど俺が驚いとるのは、ツムのタイプとは真反対な女に興味を持ったことやな。
『ツムにも珍しいことが起きるもんなんやな』
宮侑「確かになぁあいつびっくりするぐらい普通やもんな」
『せやな。』
普通というのは別に悪い意味やなくて
''いい意味''での普通。特別何かに優れてそうなわけやないし。
『お前が今日調子良かったのはあなたさんか』
宮侑「はぁ!?ち、違うわ!」
『動揺してるやん』
宮侑「してへんわ!」
『多分角名も同じこと思っとったで』
宮侑「なっ!?たまたまや!」
『嘘つくなよ』
宮侑「うっさいわ!」
ほんと、わかりやすいやつなぁ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。