第5話

絶好調
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2023/10/20 11:28 更新
宮治side…


昨日のツムはなんかおかしい。


いつも調子が悪いやけやないけど別にいいって訳やない。


なのに今日のバレーはなんか''絶好調''って感じや。


角名「侑、今日気合い入ってんの?」

宮侑「はぁ?俺はいつも気合い入っとるやろ」

角名「いやだって今日は調子が良さそうだから」

宮侑「?そうか?」

こいつ無自覚かよ。クソが←







宮侑「サム、コンビニ寄るか?腹減った」

『なぁ』

宮侑「なんや」

『お前あなたさんといつ仲良くなったん?』

宮侑「さぁな、あいつに慰められたわ」

慰められたってなんやねん。

宮侑「サム嫉妬か?」

『んわなけないやろ!』

宮侑「あいつ、なんか不思議よな」

それは俺も前からずっと思っとった。

あなたさんはなんというか、よく喋ったりはしないけど

不思議と吸い込まれていく感じというか、ミステリアスって感じやな。

別に喋ってて楽しいかって言われたら普通やけど

入ったら抜け出せなくなるような感じがするんや。
『お前、いつかあなたさんの沼から抜け出せなくなるんちゃう?』

宮侑「はは、そうかもしれんなぁ」

『なんやあっさり認めよって』

宮侑「まあ実際入ってきてるんやないかって思てるし」

ツムが1人の女に興味を持つのは珍しいことやな。

ツムはしつこい女ばっかに追っかけられるから

女は基本嫌いやし。まあ俺もやけど。

だけど俺が驚いとるのは、ツムのタイプとは真反対な女に興味を持ったことやな。
『ツムにも珍しいことが起きるもんなんやな』

宮侑「確かになぁあいつびっくりするぐらい普通やもんな」

『せやな。』
普通というのは別に悪い意味やなくて

''いい意味''での普通。特別何かに優れてそうなわけやないし。

『お前が今日調子良かったのはあなたさんか』

宮侑「はぁ!?ち、違うわ!」

『動揺してるやん』

宮侑「してへんわ!」

『多分角名も同じこと思っとったで』

宮侑「なっ!?たまたまや!」

『嘘つくなよ』

宮侑「うっさいわ!」




ほんと、わかりやすいやつなぁ。

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