第7話

曲パロ
334
2019/12/13 01:32

思えば後悔は

あなた「2つくらいしかないな」

誕生日プレゼントが渡せそうにない事

あなたに見せたかった服が無駄になってしまったこと...

あなた「さよならしなきゃいけないこと」

あぁ...これで

あなた「3つ目か」

あなた「まぁいっか」

ーーーーーーー

あなたのせいで部屋を片さなきゃならないよ

撮影とか編集、仕事であまり時間が無いのに

チーノ『なんてことすんだ』

でも冬が濃くなって

そんな話を切り出されたら

あなた「別れよう」

次こそは泣いてしまうから

チーノ『春じゃダメなん...?』

いやいや

春の陽気に中てられたら

流石のあなたも言いにくいだろうから

夏にしよう

涙も汗と一緒に紛れるから

でも暑いのは嫌だから

秋にしようよ

なんて

チーノ『言ってみただけや』

ーーーーーーー

チーノ/あなたと過ごした36ヶ月の中に

あなた「一生分の幸せと」

チーノ『一生分の後悔が』

穿って、育って、白斑の花が咲く

あなた「私だけだったのかな」

チーノ『俺だけやったんかな』

あなた/チーノと暮らした36ヶ月の日々は

一生分の幸せだ

二度とない

僥倖だ

それは変わらないから

チーノ『明日には捨てな...』

あなた「捨てたくないな...」

黙って頷いて、今は話を聞いてよ




















あなた「別れよう」

チーノ『え、なんで...』

あなた「ごめんね...私のことは忘れて」

あなた「別の人と幸せになってね」

私は余命が短いと聞いた

チーノくんに悲しい思いをさせたくないから

36ヵ月の生活に

終止符を打つ

ーーーーーーー

あの後

あなたのお母さんから聞いた

余命が短いこと

チーノ『なんで1人で抱えるん......』

ーーーーーーー

不思議とその時が来たら

簡単に泣けないもので

最悪泣き落とそうと考えた自分が恥ずかしい

胸にある悲しみの容量なんて飛び越して

涙より先に

チーノ『ふざけんな』

なんて

あなた「そうだよね...でも...お願い...別れて...」

分かってる

ふざけてるのは俺や







だらしない寝顔

片っ方を探す靴下

あなた「も〜なにしてんの...w」

絶対言わない『ありがとう』

でも

チーノ『買ってきたで』

あなた「ありがとう...//」

たまにくれる花の約束



そうやって

いつだって

生きてきたはずでしょう?

歩んできたはずでしょう?

チーノ『でな〜』

また同じ話

あなた「www」

何回聞いても飽きないよ

水道水のような日々

炭酸のない

恋の歌



味のないガムでも俺はええんや

捨てるくらいなら飲み込んでしまえばなんて



思えば後悔は2つくらいしかないな

誕生日プレゼントが渡せそうにない事

あなたに見せたかった服が無駄になってしまったこと

あぁ、それからね

別れたのはいいけど

友達としても会えなくなりそうなこと

あなたの中の

私は

あなた「あの女の人...誰だろう」

意外と小さかったのかな...

あなた「大好きだよ」

あなた「いつもありがとう」

言いたいことも

チーノ『ありがとう』

チーノ『大好きや』

言われたいことも

尽きないくらいにあったこと

まとめれば一つだけなんだよ

別れても

嫌いになったって言い聞かせても

未だ好きだったんだ


ーーーーーーー

チーノ『結局捨ててえんかったんや...』

あなたが残した

3年分の思い出が

一生分の幸せが

一生分の幸せが

またねがあれば、なんて

足掻くよ



貴方がくれたね

何回言っても足りないや

一生分の幸せだ

紛れもない幸福だ

君はいい慣れてないかもしれないけど

あなた「またねはないけれど」

最後は私/俺の方から『ありがとう』を言うから

あなた「別れる時最期くらい笑ってよ。ね?」




重くならないように言った

もし私のことを知っても

大丈夫なように

上辺だけのさよならじゃ

どれも意味をなさないんだよ

あなた「なんで...来たの...」

チーノ『大事な人の最期くらい看取らせてや...』







あなた「それじゃあね」

チーノ『おう』











































ーーーーーーー

主これ自分で書いてる途中で号泣しちゃった...

自分で書いたのに...

こういうのほんと弱い...

『またねがあれば』

でした


1人でグズグズ言うてます

良かったら泣いて( ? )






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