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記録_____2018年7月
西東京市 英集少年院
運動場上空
特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専1年生3名が派遣され
内1名 死亡
あなたサイド
悟がそう言って出かけたのが、何日か前。
悠仁、野薔薇、恵の3人は、任務に出かけてった。
僕はまだ、任務を請け負った事がない。悟の任務について行った事しかない。
外は雨が降っていた。
同時刻、恵サイド
あなたサイド
突然、伊地知さんから電話がかかってきた。
伊地知さんは今、悠仁たちの任務地にいるはずでは?
伊地知さんの声からは、焦りが滲み出ていた。
ガタッ
その言葉を聞いた瞬間、僕は走り出していた。
駄目だよ、悠仁。勝てないよ。
また僕のせいで誰かが死ぬのは嫌なんだよ。だから強くなりたかった。
少年院についたとき、同時に生得領域が閉じた。
何かに引き寄せられるように、走っていく。
人影が見え、そっちに向かって走り出す。
悠仁じゃなかった。悠仁の姿をした、宿儺だった。
宿儺は心底つまらないというような表情を見せた。
言い終わるかわからない内に、僕は走り出していた。
−−−−−−−−−続くぅ!


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。