私は夕食をしばらく ぐく と食べていた。
するといきなり ジウちゃん っていう子がきて
👩「ねぇあなたちゃんッ!あのね、あっちでゆんぎくんがあなたちゃんの所呼んでたよ〜」って笑顔でいってきた。
あ、ちなみにジウちゃんってのは ゆんぎ と今日べたべたしてた女の子ね☜
『あ、そうなんだ!ありがと!』
そう言うと行こうとして立ち上がる。
すると、ぐくは私の行こうとする腕を止めて
🐰「ほんとに行くのか?」
心配そうに見つめてくるけれど
『だって昔からゆんぎは待つの嫌いだから』
そういい、指をさされたほうの方向へと進む。
………
あ、あれ……?
ここ、どこだろう____
気づけば辺り一面草と木だらけだし、さっきまで見えていたクラスメイトもいなくなっていた。
私が所持していた腕時計の時間を確かめると、もう夜の10時をまわっていた。
つまり、もうみんな宿舎入りしている時間だからもう誰も居ない。
あぁ、やらかした……
そういえばあの子って今日ゆんぎと一緒にいた子だっけ
あぁ、なんてことしちゃったの__
今日は帰れないかもしれない__
そう思うと泣きそうになるから、ここで今日どう過ごそうかだけ考えていた___
すると、後ろの雑草が揺れるような
段々何かが近づいてくるような音がする__
『うそ……やだッ、やだやだ!』
🐭「おい、落ち着けって!」
後ろから聞こえたのは私が愛しくてたまらない
ゆんぎの声だった。
『ゆん……ぎ……』
🐭「なんでこんな奥にいんの」
『だってジウちゃんが…』
🐭「はぁ…ほんとに」
少しだるそうに肩を落としたかと思えばいきなり私にハグしてくる ゆんぎ 。
🐭「心配させんなばか……」
『ゆんぎッ………』
気づけば私はゆんぎの胸の中で泣いていた。
『ありがとうゆんぎ…ありがとう……』
少しうるさくしたらかき消されそうな声だったけれど、確かにそう言った。
するとゆんぎは私の頭を撫でながら
🐭「これ、幼馴染の特権だから。」
🐭「1番最初に助けんのは俺だろ?」
🐭「てか………」
”俺だけでいい”だって___
この人はどこまでかっこいいんだろうか__
私は少しの間そこでゆんぎと抱き合っていた__
next
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!