ローレンは私の事嫌いだから
一緒にいてもきっと迷惑だから
だから私の方から離れないとダメだ
ローレンは優しいから、何も知らないふりをしてたらきっと変わらず接してくれる
でもそれじゃダメなんだ
私はローレンの事が好き
大好き
ほんっとうに大好きだから
ローレンには幸せになって欲しい
だから
この気持ちに蓋をしないと
そうしないとしんどくなるから
涙を拭わず空を見上げる
微かにあからんだ空は今の私みたい
差し込んだ光が少し眩しい
どうしてだろう
不思議と心が凪いでいる
きっと最初から諦めていたのだろうか
ローレンが私を好きなることはないと
でも、この気持ちを無かったことにはしたくない
だって、とても幸せだったから
ありがとう
今ローレンには会いたくない
お兄ちゃんに連絡したから多分大丈夫
サラはもう帰っちゃったかな
後ろから声をかけられて振り返る
剣持刀也君
彼は同じ委員会で同級生の子だ
女子達からキャーキャー言われてたはず
確かにイケメンだ
剣持君は私の顔を見て驚いた様子でハンカチを差し出した
そりゃあ、同級生の女子がこんなところで座り込んで泣いていたらびっくりするか
そのまま立ち去るのかと思いきや私の隣に座り込んだ
気まずそうな顔をしながら、それでも私の顔を見てそう言った
不思議そうな顔で首を傾げている
なるほど
女子に騒がれる理由がわかった
さっきより気持ちがほぐれた
感謝の意味を込めて笑う
流石に振られたので泣いてましたって言えないな
嘘だ
立ち直ってなんかいない
この気持ちは一生胸に残る
それでも、もういい
もういいんだ
十分夢を見させてもらったから
すれ違いって苦しいですよね
でも大丈夫です((
ちゃんとくっつきます













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!