〜syp side〜
戻ってきたって、ここ出身なんか・・・?
俺の心を読んだように、伝言を書き終えてまふてるに手紙を渡すとまふまふさんが教えてくれた。
シャオさんは嬉しそうに目を細めてそう言い、まふてるが出ていくのを見届けて話し始めた。
_2038年8月1日 20:00_
訓練所で部下たちの訓練が終わってそこを出るときな、ふと声が聞こえてきたんよ。
もう何日も言われとったから、慣れてたんやけどなぁ・・・。
その日はなんかいつもと違って、ネガティブな考えしか浮かばへんし、
書類はいつもよりミスるわでな・・・wもう無理や!ってなったんよね。
まあ、もう疲れが溜まっているの、隠せんくなってたしちょうどよかったんよ。
それで次の日の〜、3:00くらいやったかな?そんくらいの時間に起きて城を出たんよ。
まあ、その時寝ぼけてたんか知らんけど、監視カメラには気をつけた癖に、インカムつけとったんよねw
まあ、そのときはインカムの存在忘れててそのまま歌国行ったけどなw
mf「ホントびっくりしたからね?!何の連絡もないし。」
ゴメンゴメンw
それで、まあ着いたときは4:00くらいやったけどさすがに人起きとらんしで困ったわ。
そしたら、息抜きに散歩しとったんやろう、まふが俺を見て目を丸してたでw
mf「あれでびっくりしない人はそうそういないからね?ふつう。」
あははは・・・まあ、うん()俺も驚くと思うけどな。
で、まふは驚きながらも談話室に案内してくれて、歌国の幹部のみんなに情報に共有しとったで。
バーン!って扉が開いたと思ったら、歌国の近距離部隊隊長のさかたが勢いよく来てビビったわw
あまちゃん、歌国の暗殺部隊副隊長なんやけどな?たぶん、さかたの回収に来たんやろ、
扉がホントに壊れるんやないかってくらい勢いよく開けて入ってきてん。
嵐のように出ていったわ。あ、96ちゃんっていうのはコードネーム96猫__暗殺部隊隊長黯希 棗のことやで。
本名より、96猫って名前の方が知っているやろ。
たぶん何となく勘付いたんやろ。こっちから言おうと思ってたけど、まふが誘ってくれた。
・・・まあ、こんくらいの時からやな。wrwr国に戻りなくないなって思ったんは—。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!