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第3話

2.
414
2024/05/23 10:00



あれから一ヶ月も経たないある日、


いつも明るいあなたの下の名前ちゃんの顔が暗かった。




俺は心配で話しかけることにした。
黄河 実琴
どうしたの?何かあった
あなた
え、ううん…何も無いよ(にこっ



自然な笑顔がいつしか……無理した笑顔になっていた。

噂だけど、あなたの下の名前ちゃんと彼氏さんの中で
何かが起こったらしい。








あれから数日後…



放課後で起きた出来事。


黄河 実琴
はぁ…今日も1人やな〜
雨乃 霡
まてまて、こさめおるて
黄河 実琴
わぁっ!?こさめちゃんや
雨乃 霡
「わぁっ」て言えば済む訳じゃないよ?w
黄河 実琴
www


放課後はこさめちゃんが俺の家に来ていた。
そして2人でゲームをしていた…その時。



ピ-ンポ-ン


黄河 実琴
ん?ちょっと出てくる
雨乃 霡
はいはーい




ガチャッ


玄関のドアを開けると、







黄河 実琴
あなたの下の名前…ちゃん……?
あなた
っ…(ぽろぽろ


あなたの下の名前ちゃんが泣いていた。


黄河 実琴
どうしたんッ!?
あなた
…うッ………み、みことッ…くん……(ぽろぽろ、ぎゅっ
黄河 実琴
うぇっ!!?///落ち着いて?話してくれる?


あなたの下の名前ちゃんは、泣きながらも小さく頷く。
そして部屋へ入れる。


俺の部屋に居たこさめちゃんも俺と同様、
泣いているあなたの下の名前ちゃんを見て
ビックリしていた。


黄河 実琴
大丈夫…?

俺は悪いことと分かりながらも
あなたの下の名前ちゃんの頭を撫でる。
何もしないより、
こっちの方が落ち着くと思ったから…

あなた
ッはぁ……ありがと……
黄河 実琴
良いよ?…何があったか教えてくれる?


あなたの下の名前ちゃんは息を呑んで、
ゆっくり…ぽつりぽつりと話し出す。

あなた
あのね…か、彼氏が……浮気してた。
黄河 実琴
ッ…!

俺はその言葉で腹が立った。


あなた
それで、「お前とはやってけねぇ」って……(ぽろぽろ



何で…あなたの下の名前ちゃんを大切にできないの…?


自分が付き合いたいから付き合ったんじゃないの?


何でそんな仕打ちができるの……?



俺の頭はただそれだけ…怒りを覚えた。




黄河 実琴
それで…別れたの?
あなた
うん…(ぽろぽろ


その言葉を聞いて、ほっとした。

そして、泣いているあなたの下の名前ちゃんを
もう一度優しく撫でる。


雨乃 霡
…こさめ、用事あるから家に帰るね
黄河 実琴
え、
雨乃 霡
頑張れ〜



こさめちゃんは一言残し、俺の家を後に帰って行った。
そして今、俺とあなたの下の名前ちゃんだけになった。



黄河 実琴
……ぉ、落ち着いた?
あなた
……うん。ありがと
黄河 実琴
良かった!
あなた
……迷惑かけてごめんね
黄河 実琴
いいよいいよ!あなたの下の名前ちゃんが落ち着いたなら!
あなた
!……そっか



それから何分間かあなたの下の名前ちゃんと話をした。

♡…50
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
作者(·▷.)
( ¯꒳¯ )ホホゥ…
作者(·▷.)
ハナスコトガナイカラ…またねᐠ( ᐛ )ᐟ

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