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"…て"
"…すけるからね"
誰…?
温かい背中に担がれて、まどろむ意識の中覚えている記憶
僕があなたさんに拾われた日
あなたさんは、武装した大人に襲われ満身創痍だった僕と中也を助けてくれた
撃たれた腹部が痛む中、あなたさんの背中の温もりが痛みを和らげてくれた
僕を守ってより命の危機にあった中也もあなたさんの応急処置と懸命な治療で一命を取り留めた
あなたさんが僕と中也を救ってくれた
初めは警戒していた僕と中也に、あなたさんは何度も話しかけ、優しく手を伸ばしてくれた
時に厳しく叱られる時もあったけれど、それはすべて僕らのためだとわかっていた
それは常に、叱られても感じる愛があったからだ
あなたさんは常に僕らを愛してくれている
愛するが故に褒め
愛するが故に叱り
愛するが故に傷つける
愛するが故に…
"違う!!"
私が愛されるには…あなたさんの傍にいなければならない?
私を愛してくれるのはあなたさんだけで…
私は…探偵社に不似合いで…
中也を巻き込んでしまった悪い人で…
頼らなければ生きていけないほど…
出来損ない
私は…そうか
人間すら失格になった私を愛してくれるのは
あなたさんしか…いない
あの人なら、私を愛してくれる
何をされても、そこには愛がある
私がいるべき場所…
こんな出来損ないの僕をもう一度…
愛してくれますか?














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。