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第6話

第4話✟
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2024/05/02 11:00 更新
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"…て"
太宰治
太宰治
…
"…すけるからね"
太宰治
太宰治
…ッッ
誰…?
あなた
"もうすぐだから…"
太宰治
太宰治
『…ッッ!!』
あなた
『あれ?起きちゃった?ごめんね…もうすぐ着くから』
太宰治
太宰治
『…』
温かい背中に担がれて、まどろむ意識の中覚えている記憶
僕(・)があなたさんに拾われた日
あなたさんは、武装した大人に襲われ満身創痍だった僕と中也を助けてくれた
撃たれた腹部が痛む中、あなたさんの背中の温もりが痛みを和らげてくれた
僕を守ってより命の危機にあった中也もあなたさんの応急処置と懸命な治療で一命を取り留めた
あなたさんが僕と中也を救ってくれた
初めは警戒していた僕と中也に、あなたさんは何度も話しかけ、優しく手を伸ばしてくれた
時に厳しく叱られる時もあったけれど、それはすべて僕らのためだとわかっていた
それは常に、叱られても感じる愛があったからだ
あなたさんは常に僕らを愛してくれている
愛するが故に褒め
愛するが故に叱り
愛するが故に傷つける
愛するが故に…
太宰治
太宰治
『僕はあなたさんに愛されているんだ…そして僕はそれが何より嬉しい』
太宰治
太宰治
『あの人に愛を向けてもらえることが、何より至福なんだ…』
"違う!!"
太宰治
太宰治
『…!?』
太宰治
太宰治
"それは至福なんかじゃない!それは洗脳だ!"
太宰治
太宰治
"君が至福だと感じるようにあの人が作り上げたんだッッ…"
太宰治
太宰治
『なら、本当の至福はどこにあるの?』
太宰治
太宰治
"それは…"
太宰治
太宰治
『探偵社のみんなは人殺し(・・・)の君を、本当に受け入れていると思う?』
太宰治
太宰治
"…ッッ!!"
太宰治
太宰治
『探偵社は善人の集まりだ。僕のような人殺しの才をもつ人間を愛してくれるわけがない』
太宰治
太宰治
"…でも!社長や乱歩さんは、私の過去を知っていても…探偵社に迎え入れてくれて…"
太宰治
太宰治
『それは、中也がいたからだ』
太宰治
太宰治
"ッッ…!"
太宰治
太宰治
『中也は人殺しとはいえ、人を救う心があり善人の才がある。なりきれない僕とは違ってね…君だって気づいてるはずだ』
太宰治
太宰治
"…ッッ"
太宰治
太宰治
『中也がいなければ探偵社に入ることも出来なかった、MISTから逃げ出すことも、生きることさえ出来ない!』
太宰治
太宰治
"…ちがう"
太宰治
太宰治
『君は何も出来ない…中也がいなければ何も出来ない出来損ない…』
太宰治
太宰治
"違う…"
太宰治
太宰治
『そんな僕ら(・・)を愛してくれたのがあなたさんだ!』
太宰治
太宰治
"違う!!"
太宰治
太宰治
"違う違う違う!!私は…中也にばかり頼っている私じゃないッッ!あの人が居なくても、私はッッ…"
太宰治
太宰治
『あなたさんは僕らを許してくれるんだ』
太宰治
太宰治
"…ッッ!"
太宰治
太宰治
『救われ、育てられ、受けた愛をあだで返す様なことをした僕らを…許してくれるんだよ?』
太宰治
太宰治
"…ゆるす…?"
太宰治
太宰治
『こんなにも見捨てず愛してくれるあなたさんを、これからも裏切り続けるの?』
太宰治
太宰治
"…わたしは…あの人に…"
太宰治
太宰治
『すべて、僕らを愛するが故なんだ…』
太宰治
太宰治
"…ぼく(・・)を…愛するが故…"
太宰治
太宰治
『中也は探偵社にいた方がいいかもしれない…彼は人を救うことが向いているから…』
太宰治
太宰治
『けれど、僕は戻るべきだ…あなたさんの傍に…これ以上受けた愛を無駄にしないために…愛されるために…』
太宰治
太宰治
"愛される…ため…"
私が愛されるには…あなたさんの傍にいなければならない?
私を愛してくれるのはあなたさんだけで…
私は…探偵社に不似合いで…
中也を巻き込んでしまった悪い人で…
頼らなければ生きていけないほど…
出来損ない
私は…そうか
太宰治
太宰治
"私は…人間失格だものね…"
人間すら失格になった私を愛してくれるのは
あなたさんしか…いない
太宰治
太宰治
"あなたさんの元に…帰らなければ…"
あの人なら、私を愛してくれる
何をされても、そこには愛がある
私がいるべき場所…
太宰治
太宰治
"あなたさん…"
こんな出来損ないの僕(・)をもう一度…
愛してくれますか?























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