カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
部屋にパソコンのキーボードの音が響く。
前はこの音が嫌だったけど、今は何も思わない。
思う、というか無心で作業をしているから思うも何も無いのかもしれないが。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
今の時間は…
もう3時か。
でも…
あとちょっとだけ。
そんなことを思っていたら急に、胸が苦しくなった。
口をおさえていた手を見ると、
血が、ついていた。
そう、私の隠し事って言うのは…
この病気のこと。
まだ誰にも言ったことがないし、バレたこともない。
なんで言わないのかって?
そんなの…
心配させたくないからに決まってる。
私がここで休めばみんなに心配されて、
みんなに迷惑がかかって、
私のせいで…
みんなが迷惑するのが嫌なんだ。
こないだの健康診断の日、医師に言われた。
机の上にある薬を手に取り、飲む。
こんな毎日を続けている自分が、嫌になる。
でも、私の唯一の癒しは…
あなたの飼っている犬の名前、だよね!
床に押し倒される
こんななんとも無い時間が、私の癒し。
あなたの飼っている犬の名前とたわむれている時は、この世界とは別の世界に行っている、そんな気がする。
そんなことを考えていたら、LINEの通知音が響いた。
<fu 🔍️ 📞 三
(^^)👍️
ベットに寝転んだ私は睡魔に襲われ、深い眠りに落ちていった。
長いしいつもと違ってごめんね!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。