第19話

入学式
1,048
2025/03/21 09:39 更新
1-1と書かれた教室の前まで着くと、

楡井は桜に対し注意喚起をした。
 
楡井秋彦
いいですか桜さん、フレンドリーですよ
 
なんだか怯えているような、

でも無理して笑っているような

形容し難い顔で楡井はそう桜に話した。
だが桜は聞く耳を持たず準備運動をしている。
 
(なまえ)
あなた
……なんで準備運動してるんだ?
桜遥
…強い奴が出て来た時、すぐ対処できるように
楡井秋彦
桜さん!オレの話聞いてましたか!?
 
うーん…楡井可哀想
心の中で憐れみながらも助けはしない。
なんて男なんだ俺は……()
 
(なまえ)
あなた
というか、そろそろ入ろうぜー
桜遥
そーだな、体もあったまったトコだし
楡井秋彦
桜さ〜ん(泣)
 
少し緊張しながらもガラガラと

扉を開けると、筋トレしてる人や

ゲームをしてる人、友達と談笑してる人

など、十人十色な風景があった。
 
蘇芳隼飛
……!
(なまえ)
あなた
桜遥
楡井秋彦
ヒィッ!
 
だが、俺達が入って来た瞬間に

ほぼ全員が俺達の方を向き、

物珍しそうな顔で見つめている。
 
蘇芳隼飛
君が桜くんだね?
 
あ、
(なまえ)
あなた
すぉ  ((モゴッ
 
蘇芳がいる!!と思い名前を

呼ぼうとした瞬間に優しく

口を塞がれてしまった。

コイツ、なんか企んでそうだな……(当たり)
 
桜遥
だったらどうした、てめぇは誰だ
 
蘇芳がカツカツと前に出てくる程

楡井は顔をパァッと明るくさせ、

桜は警戒している。
楡井……犬かなんかなのか?(((
 
楡井秋彦
あっちょっダメ、
楡井秋彦
すみません!この人コーフンしやすくて!



そう言ってめっちゃぺこぺこお辞儀をする楡井。

だがまた顔をパァッと明るくさせて、

なんなら楡井の方が興奮しているのでは

というような状態になる。



楡井秋彦
そんなことよりあなたは!
楡井秋彦
眼帯に長いタッセルのピアス!
楡井秋彦
間違いない!!



そこまで楡井が言った言葉を遮り、

蘇芳が言った。



蘇芳隼飛
レオナルド・ディカプリオだ!
(なまえ)
あなた
…へ?
桜遥
お前外国人なのか!?
桜遥
アイアム……えーっとー
蘇芳隼飛
ううん、違うよ
桜遥
あ"あ"ん!?
 
いや桜、そこは日本語めっちゃ

流暢に喋ってる時点で察して???

というか外国人だとテンション上がるのか?

珍しく顔明るくさせてコイツも

犬みてぇになってたけど……
 
楡井秋彦
(  こんな冗談も言う人なんだ……もっとクールで冷たい人かと思ってた  ……)
楡井秋彦
え…と…蘇芳さん、ですよね、?
蘇芳隼飛
うん、みんなからはそう呼ばれているね
蘇芳隼飛
ちなみにこの眼帯はね、古代中国の悪霊を封印してあってね
(なまえ)
あなた
(  う、ん???  )
楡井秋彦
昔の事故なんじゃ
蘇芳隼飛
うん、みんなはそう言ってるね
桜遥
なんだよ!ただのホラ吹き野郎じゃねぇか!
楡井秋彦
いやでも、あの人一年の中でも相当…
 
そう楡井が言ったところでまた言葉を区切られた。

蘇芳の雰囲気が少し変わったような気がする。

…楡井言葉区切られてばっかじゃね?(((
 
蘇芳隼飛
オレのことはそのくらいにしておいて
蘇芳隼飛
桜くん、君のことなんだけどさ
楡井秋彦
(  あ、やばい……やっぱり街の外の人間はここでは異物…)
楡井秋彦
(  入り込むのは無理か…)
 
手を挙げ、振り下ろすかと思いきや

背中をバシバシと叩きだした。

構えていた桜は拍子抜けもいいところだろう。
 
蘇芳隼飛
聞いたよ!凄いじゃないか〜!
蘇芳隼飛
昨日の大通りの立役者なんだろ!?
 
そう蘇芳が言えば、傍観に徹していた

クラスメイトも反応を見せた。
 
クラスメイト
昨日の大通り?
クラスメイト
どー言うことだ蘇芳
クラスメイト
誰なんだ そいつぁ
蘇芳隼飛
昨日大通りでspaltipsスポイルティップと喧嘩があったことは知ってるよね
蘇芳隼飛
柊さん達が出たけど、それより早く駆けつけて街を守っていたのが…
蘇芳隼飛
桜くんなんだよー!
 
ぱしッと肩に手を置き、明るい

表情と声色でそう彼は言った。
 
クラスメイト
ほー!スゲェな!
 
クラスメイトが反応を良くしていく中、

一人が疑問を桜に投げつけた。
 
クラスメイト
そー言えば、なんでお前はここに来たんだ?
 
その目は、ただ単に不思議に思った

だけのことを口に出しただけであった。
 
桜遥
ここのテッペンになるため
 
桜は、淡々と爆弾発言を落とした。
 
楡井秋彦
ああああの!これは皆様方をブッ飛ばすとかそう言う意味では無く!
桜遥
そー言う意味だよ
楡井秋彦
ちょっと桜さん黙って!!
(なまえ)
あなた
(  おいおい…空気凍ってるぞ……  )
 
(なまえ)
あなた
…!
 
桜が爆弾発言をかました直後、

途轍も無い殺気を背後から感じ、

すぐに楡井を引っ張って避ける。
 
(なまえ)
あなた
(  うわッ、教卓が…  )
 
見ると、俺よりもはるかに背の高い

青髪の男が鼻息を荒くさせて

桜を見ている。
 
杉下京太郎
杉下京太郎
ツブす‼︎
(なまえ)
あなた
(  ヒエ〜、こりゃやべぇな……  )
 
桜に対して、彼の猛攻が始まった。

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