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第17話

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2026/03/25 10:12 更新
きっかけは、ほんの小さいこと。
放課後。

あなたは廊下で、クラスの男子と話してた。
ただの会話。
笑っただけ。
でも――




少し離れたところで、サンウォンが見てた。






その日の夜。
メッセージ。
サンウォン
サンウォン
《今日さ》
嫌な予感。
(なまえ)
あなた
《うん》
既読つくの遅い。
サンウォン
サンウォン
《あいつと何話してたの》
(なまえ)
あなた
《普通にクラスの話》
サンウォン
サンウォン
《ふーん》
その“ふーん”が一番怖い。
(なまえ)
あなた
《何?》
少し強めに返す。
サンウォン
サンウォン
《別に》
絶対別にじゃない。
(なまえ)
あなた
《言いたいことあるなら言って》
数秒。


既読。


長い。
サンウォン
サンウォン
《距離近かった》
は?
(なまえ)
あなた
《は?》
そのまま送る。
(なまえ)
あなた
《普通やん》
サンウォン
サンウォン
《普通じゃない》
空気一気に悪くなる。
(なまえ)
あなた
《じゃあどうしろって言うの》
サンウォン
サンウォン
《他の男とあんな距離で笑うな》
イラッとする。
(なまえ)
あなた
《は?束縛?》
サンウォン
サンウォン
《違う》
(なまえ)
あなた
《じゃあ何》
既読つく。 


止まる。


そして――
サンウォン
サンウォン
《見たくなかっただけ》
その一言。

少しだけ、刺さる。
でも。


















































こっちも引けない。
(なまえ)
あなた
《仕事でも笑うし》
サンウォン
サンウォン
《それとこれ違う》
(なまえ)
あなた
《何が違うん》
既読。


また間。


そして。
サンウォン
サンウォン
《お前が好きだから》
真っ直ぐすぎる。
でもタイミング悪い。
(なまえ)
あなた
《だからって制限されるの無理》
送った瞬間。


やばいって思う。
既読。
つく。
でも――





返信、来ない。



















翌日。

教室。
空気、最悪。
サンウォン、何も話さない。
目も合わない。
昨日と同じ。
でも今回は違う。

怒ってる。
完全に。

昼休み。

あなたもイライラしてる。
(なまえ)
あなた
(なんで私が悪いみたいなん)
でも。
どこか引っかかる。
サンウォン
サンウォン
《見たくなかっただけ》
あの言葉。


放課後。

帰ろうとした時。
腕、掴まれる。
サンウォン
サンウォン
ちょっと来て
声、低い。

逆らえない。

屋上。


ドア閉まる。

沈黙。

先に口開いたのはサンウォン。
サンウォン
サンウォン
ごめん
サンウォン
サンウォン
昨日の言い方
目、逸らしてる。
サンウォン
サンウォン
強かった
少しだけ不器用。

でもちゃんと謝ってる。
胸、チクッとする。

でもまだモヤモヤ残ってる。
サンウォン
サンウォン
でも
顔上げる。
サンウォン
サンウォン
嫌だったほんとに
まっすぐ。

逃げない。

あなたも言う。
(なまえ)
あなた
あなたも無理
空気ピリつく。
(なまえ)
あなた
縛られるの
サンウォン、一瞬黙る。


そして。


小さく頷く。
サンウォン
サンウォン
わかってる
でも。
その次の言葉。
サンウォン
サンウォン
でも見たくなかった
またそれ。
感情ぶつかる。
(なまえ)
あなた
じゃあどうすんの?
サンウォン
サンウォン
サンウォン、少し考える。
そして。

一歩近づく。
サンウォン
サンウォン
我慢する
サンウォン
サンウォン
お前は変わんなくていい
サンウォン
サンウォン
でも俺は
少しだけ苦笑い。
サンウォン
サンウォン
嫉妬する
正直すぎる。
サンウォン
サンウォン
勝手にする
ズルい。
そんなの。
あなた、少しだけ笑う。
(なまえ)
あなた
めんど
サンウォン
サンウォン
知ってる
でも。
空気、少し柔らぐ。
サンウォンが小さく言う。
サンウォン
サンウォン
ただ
目、まっすぐ。
サンウォン
サンウォン
俺が見てる時は
一瞬止まる。
サンウォン
サンウォン
ちゃんと俺の物になって
心臓、やられる。
(なまえ)
あなた
なにそれ
サンウォン
サンウォン
わかるだろ
わかる。
めっちゃわかる。
少し沈黙。
そして。

あなたが一歩近づく。
(なまえ)
あなた
……今は?
小さく聞く。
サンウォン、少し笑う。
サンウォン
サンウォン
完全に俺の物
次の瞬間。

そっと引き寄せられる。
強くないハグ。

でも安心するやつ。

ケンカ終わり。
ほしとはーとお願い

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