いるまside
危険だけど、浮遊霊や住人が多い「餓鬼道」。
その場所へ歩いているのだが…
分からない世界に俺らは居るわけで、本当は畜生道組や
天上道組が知ってるわけないはず。
でもそんな彼らは、設定でも分かる。
目をあちこちに飛ばせながら話すりうらくん。
あ、これはあまり覚えてないやつだ。
でもみんなは目を輝かせながら訴えている。
俺もその団体のうちの1人。
今気がついたけど、此処で中国語を理解していそうな
いふさんとかこったろくんとかゆうくん居なくね?
全員首を横に振る。
やっぱ誰も知らないそうだった。
りうらくんはとてもガッカリして笑ってた。
とりあえず俺は、身内を見ながら歩いて誰にもぶつからないことに気づいたので、辺りを見渡すと違和感を覚えた。
俺らの方を見ては道を開けて避けていた。
明らかに貴族のような格好をしているわけでもないし、
かと言って天上道組とか畜生道組だと分かるのかって言われると多分違いそう。
周りにいる人達とコソコソと、
「あの人たち…他所から来たのかしら?」
「分かっていない新人さんなのね」
と、色々言われる。
全員一致し、その場を早々と離れた。
走っている間のことは覚えてないけど、
どうやら人気もあまり無い通りに来たらしい。
コツ…………コツ………コツ…………
ガシッ
わけが分からない奴らは、素早い足で
りうらくん、ほとけくん、こえくん、みこと
を連れて行ってしまった───。
……To be continued





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!