喫茶店へ入ると何かを話している三人がいた
机には書類に、食べ物、飲み物、そして色鉛筆がある
ん??色鉛筆……?
座ってと手招きされ、鏡花ちゃんの隣に座った
あなたちゃんは特等席ならぬ乱歩さんの膝の上に座る
かなりの量の動物を描いていたらしい鏡花ちゃん
其れに、資料の下に埋もれているのは大きな地図
そう云うとひょいと蝸牛の絵を取って紙の上に置いた
正直、何を遣ってるか理解できない
淡々と話す四人の会話が終わったらしい
其れにしても、狼と猫の組み合わせが定番……?
そう云うとサンドイッチを頬張る太宰さん
其れにつられる様にして二人も食べている
可愛いなぁ、と思って見ていると
ふと、二人を羨ましそうに見る太宰さんと目が合った
……拙い、凄く嫌な予感がする!!!逃げ…
愉しそうにニコニコと笑っている二人の圧が凄い
真逆、始めから奢らせるつもりで……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。