ついに始まったデビューコンセプトバトルの練習の合間
隣に座って水を飲むカンミンにそう言われた。
『じゃあどうすんだよー』と嘆くカンミンには何も教えなかった。
これ以上彼女の周りに人が増えては困ると思ったから。
僕がこんな心配をしなくても、彼女は仲良くなりたい人にはちゃんと自分から行く人だから。
今まで、カンミンに行かなかったのはそういうこと、
だと思いたかった。
僕の淡い期待を打ち砕くかのように、
あなたとカンミンが楽しそうに話すところを見かけてしまった。
しかも、あなたから話しかけたみたいだった。
のちにアンシンに聞いた話によると。
正直この感情が他の人に対するものと違うことには気づいていた。
お互い、どんな結果になったとしても、
ここで出会えたことを後悔はしたくないと思った。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!