第2話

# 🎧 .
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2025/09/07 09:00 更新




授業の終わりを告げるチャイムが学校に鳴り響き
一日が終わる
階段を駆け下り、校門に向かうと
大好きな人が待っていた
あなた
 れーーんー、! 
名前を呼びながら彼に飛びつく
梶蓮
 うおっ、 びっくりした、 
あなた
 いつもなら気付くのにね?笑 
梶蓮
 そんないきなり来られても気付くわけ 
 ねぇだろ、
あなた
 へへ、 
あなた
 だっていつもヘッドフォン大音量 
 なのに私の声だけ届くの不思議
 なんだもん
あなた
 蓮のおどろいてるところ、 
 見てみたかった笑 
梶蓮
 はぁ? ンだよそれ、 
梶蓮
 ばかじゃねーの 
あなた
 ばかじゃないし、 
 蓮より勉強できるし、 
梶蓮
 そういうこと言ってんじゃねぇよ! 
 ていうか今それ関係ねぇだろ、
梶蓮
 あなたの下の名前が来たかどうかなんて 
 分かるに決まってンだろ
梶蓮
 そういうふうに出来てんだよ、 
 俺の耳は、
あなた
 、! 
あなた
 なにそれ笑 
あなた
 蓮の耳だけ他の人と違うのー?笑 
梶蓮
 あァそうだよ! 
梶蓮
 ったく、 
あなた
 さっきは気づかなかったくせに、 
梶蓮
 だから、それは! 
あなた
 分かったよって笑 
焦って変なこと言っちゃう君が大好きなんだ
梶蓮
 はぁ… 


溜息をついて、彼は少しだけ前を歩き出す
耳が赤くなってるの、気付いてるよ
あなた
 蓮! 
梶蓮
 今度はなんだよ? 
呆れながらこちらを振り向く君は
あなた
 大好きだよ 
私の目を
しっかりと捉える
梶蓮
 なっ、 
梶蓮
 ……あそ、 
素直じゃないところ、愛おしいね
あなた
 あ、!歩くの早くなった! 
梶蓮
 お前が歩くの遅いんだろ 
あなた
 そんなことないもん! 
 さっきまでは歩幅合わせて 
 くれてたもん!
梶蓮
 たく、しょうがねぇな 
梶蓮
 ほら、 
梶蓮
 早く行くぞ 
差し伸べられた君の手が
私の右手を優しく包み込む
私よりずっと背の高い彼を見上げると
梶蓮
 ん? 
すぐに気付いて此方を見てくれる
あなた
 なーんでもない! 
梶蓮
 あそ 
強く握った手はそのまま
彼のヘッドフォンから音漏れする洋楽が
風に運ばれていった
𝙉𝙚𝙭𝙩 . 2days

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