無事、撮影に間に合った私。
今日のスタッフさんたちに挨拶をしながらカバンを置く。
間に合ったことに嬉しく思いながら準備していると
チラチラとこちらを見てくるスタッフさんが何名か…
私、?
いや、違う。カバンだ。
不思議に思いながら自分のカバンを見つめると、大きな失態に気づく。
…お互い慌てていたからだろう。
今日撮影のライバル会社のブランドのカバンを持ってきてしまった。
うん、仕方ない。…これ用意したの私じゃないし。
うん。切り替え切り替え。
なんて内心焦りながらカバンをコートで隠す。
お馴染みのメイクさんの声が聞こえ、咄嗟に返事をし鏡の前に向かう。
このメイクさんはいっつもご機嫌だ。
悪い日を見たことがないってぐらい。
いつもと違う様子に、思わず口にしてしまった。
いつも鼻歌なんか歌わないのに今日は部屋中に響かせている。
メイクさんらしい理由。
確かにいつも私の担当ばっかで、違う顔にメイクできるのが嬉しいのだろう。
知らないよ?そんなの
いつ、?いつ言ってた?今日は私のソロ撮影じゃないの?リノさんと撮影?え?
……
しばらくの沈黙。
どちらも喋ろうとはしない。
きっとこんがらがっているんだ。
………
メイクさんの元気をお裾分けしてもらったおかげで気持ち切り替えて撮影ができそう
明るい人がいると周りも明るくなるなぁ…。
ぺこりと一礼した後は監督のところへ向かう。
本当に知らなかったのは私だけだったみたい…。
少し下がった気分も無理矢理ぶち上げて撮影に挑んだ。
………
やっと終わったぁーー。
長かった午前のソロ撮影は終了。
今から午後の撮影に備えてたっぷりと休憩を取る。
疲れたー…。なんて思いながらも雑誌の撮影は楽しいもので案外すぐ終わってしまった。
控室に戻ってソファーに深く座る。
ご飯も食べずそのままうとうとしてきちゃって、
気づけば意識を手放して夢の中。
もちろん、夢の中の私は衣装の間から見えていたキスマを見ていた者がいたとは知らないまま、ぐっすりだ。
やっと…やっと書けました😭
31話7個書いたんですけど、どれも納得いかなくって…実はこれも納得いってませんけど…ㅎあまり長い期間開けすぎるのはよくないと思い…
待っていてくれてありがとうございます!!🙏
次回、俺からのキスマはいかが?
真実はいつも一つ!!!
名探偵バーノンを見た勢いでつい…ㅎㅎ














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!