第137話

136話
23,636
2021/08/08 10:23
(なまえ)
あなた
……ふぅ

大分ボコったな…でもまだ結構な人数残ってるから働かないと…
(なまえ)
あなた
なっ!!
不良1
ブッ!!
蹴った愛美愛主メビウスがイイ感じに吹っ飛んでいく。



よしっ、このまま押して……



そんな事を考えていると、視界にナイフを持った東卍メンバーが入ってきた。
(なまえ)
あなた
……は

何であいつナイフなんか…この抗争で使ってるの…?まさか誰か刺した…!?



でもナイフに血は付着していない。



じゃあまだ使ってない、これから使う気なんだ。一体どこで…



するとそいつは立ち止まると、ある方を向いてニヤリと笑う。



あれ…コイツ…喧嘩賭博のキヨマサって奴じゃん!!



どこ向いて…



視線の先を追うと、その先にはドラケンがいた。
(なまえ)
あなた
…まさか!!

私は何も考えず、とにかく走りだした。



ドラケンの元に走るキヨマサの前に出る。
(なまえ)
あなた
やめっ……!!!

言い終わる前に、そのナイフが私の腹に突き刺さった。
(なまえ)
あなた
っ!!

クソっ…無限使えば良かったのに、バカか私はッ!!



だが切羽詰まった状況で、思考は上手く働かない。
キヨマサ
は…何でテメェが…
ナイフが腹から抜かれる。それと同時に私は地面へ崩れ落ちた。



あー…腹痛った。
キヨマサ
クソっ…あ"あ"ぁ"ぁ"!!
キヨマサはヤケになったように叫びながら走り出した。
(なまえ)
あなた
まっ…!ドラケン!!

私の叫びは届かなかった。



目の前でドラケンが崩れ落ちた。

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