─大橋side─
大ちゃんが欠けた今も、お店の人気は落ちることを知らなかった。みんなも毎日クタクタで、大ちゃんがいた頃のような接客を取り戻すには、人手が足りなかった。それでも回ってるのは、みんなのおかげやな。
ここで「大ちゃんが居なくても大丈夫って胸はらんと!大ちゃんも安心できひんで!」なんてポジティブな言葉を言わなきゃいけない。でも正直、、恭平の言葉が全てやった。大ちゃんの存在は、それだけ大きかった。
これそんな好評とは、、みっちーまでおかわりお強請りなんてそんな嬉しいことはない。流星は1杯で足りそうやけど…
流星が毎週定休日に大ちゃんのお墓参りに行ってるのは知ってた。誘われたのは初めてやから驚いたな…
「これ食べて夜も頑張ろう」と声掛けをしたら、美味しいとモグモグ食べてた人らが急に真顔になった。既に17人の予約が入ってるからその顔になるのも分かるけど、さっきまでの元気はどこ行ったんや…











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!