そんなこんなでラギー先輩からの訴えをのらりくらりかわし、いつの間にかヴィル先輩の護衛の日になっていた
そう言いながら僕の頭を撫で始めるクルーウェル先生、寝起きだから疲れているのかな?心なしか手の力がゆるい
それでは先に会場に行って下見をするということだろう
ほうき🧹必要かな
朝っぱらから歩くから機嫌悪いのかもな
ベシッ
顔をムスッとさせたクルーウェル先生が僕のおでこを軽くデコピンさせる。地味に痛いんですけど
会場に着くまでには機嫌が治ってほしいものだな
会場
ついた途端に分かるほどの高級感
天井には至る所にでかいシャンデリアが吊るされており、白いテーブルクロスの上にあるフルーツやケーキなどの甘味類は、すべて宝石のような何かがついて輝いている。
せっかくの仕事だしね
クルーウェル先生もヴィル先輩も見ているんだし、さらに社交の場だ
しっかりと働こう
待機室
ヴィル先輩…相変わらず美に満ち溢れてる
とんでもないな本当に
カリム先輩から時折雑誌を拝見させてもらっていたけれど、雑誌でも分かるほどの美貌をまさか今回は化粧やきらびやかな装飾品までまとった姿をこの目で見るなんて
前会ったときは色々ありすぎて…というかカリム先輩のことでいっぱいで正直見てなかったし、この間もレオナ寮長うんぬんかんぬんでわー!みたいな感じだったから…
やっぱり美しいの文字が似合うなあこの人は
まだレオナ寮長魔法に囚われてるのかなほんと…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。