⟡.·
さすがに適当に言い過ぎた
ていうか諦めるって本当……?
いや 、どう考えたって
そんなやつには見えないし
……じゃあ 、誰かに 彼氏役を頼む ?
けど 、適当には頼めない
何せ相手は 逆上しかねない
できる限り
強い人に頼まないと…
両手でスマホを掲げてから気づく
ダメだ 、司は今 海外だ
たしか今は
旧愛知にいるはず……
脳内で再生される氷月の声
……うん やめておこう
助けてはくれるだろうけど
その後が怖い
その声を聞いた瞬間
救世主でも現れたかと思った
とにかく今は
誰かに話を 聞いて欲しくて
思わず千空に 泣きついた
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人がいいかは別として
たしかに 思い当たる節はあって
何も言えなくなる
あれ 、黙った
いつもなら
いらねぇ とか 面倒くせぇ とか
即答するはずなのに…
急すぎる
話題の飛び方がおかしいでしょ
むしろ 安心する
そう言いかけて
喉の奥に 飲み込んだ
その目が
真っ直ぐ私を見つめる
まるで 逃げ場を塞ぐみたいに
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。