姫乃さんにまた何か言われるんじゃないかって、怖くなって
あの時のことを否定できなかった
ちょっと強い口調でそう言うと、ローレンは「なんでアイツのこと庇うんだよ」と拗ねた子供のようになっていた。
なんか、可愛い気がする…
一度だけでいいから見てみたいな
ローレンたちなりに私のことを考えてくれてる。
でも私は、やっぱりこのままは嫌だ。
せっかく仲良くなりたいって歩み寄ってくれた剣持さんとこのままなのは、嫌だ。
ローレンたちにバレないように、私にコソッと話しかけてくれた湊。
スマホを取り出すと、湊はQRコードを送ってきた。
本当に、剣持さんのアカウントがある…
連絡、してみよう…












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!