NOside
あのあと彼らは病院で検査を受け、異常がないことが確認されたが、万が一の場合に備え、今晩は病院で過ごすことになった。最初、仁たちは誰だと疑われたが、対策本部のサポーターたちの仲間や同僚だと言えば、信じてもらえた。
対策本部の人達と怪盗たちは4人1部屋ですごす事になっていた。分け方としては杖道、翠、雷夏、結人で1部屋、千ト、恵吾、光士郎、権兵衛で1部屋、健三、純、右手、左手で1部屋、大地、縦人、仁、瑠衣で1部屋。そして、まどかと誠一は2人で1部屋使うことになっていた。この後は会話したり、カードゲームをしたりして遊んだ後、寝ることになるだろう。
誠一side
今は恵美と2人で病室のベットにそれぞれ寝転がっとる。...さっき瑠衣くんたちから聞いたことが忘れられん。...俺と恵美以外のメンバーが付き合ったこと。そしてサポーター同士の絆がさらに深まったこと。
この思いを伝えたらきっと恋人になれる。それは知っとるけど...俺は迷惑をかけてしまう。さっきやってそうや。俺が油断してたからテロリストに突き落とされて、恵美に心配かけさせて...
そんなことを考えながら眠りに落ちた。
数時間後
NOside
まどかが誠一を起こす。
まどかは自分の病室の窓を開けて、降りる。2人の病室は1階にあるため難なく降りれた。誠一は不思議に思いながらもついて行く。
数分後
そこは綺麗な花畑だった。色とりどりの花があり、月明かりによって照らされている。
誠一は楽しそうに花畑を見ている。まどかはどうせならと誠一を誘い、花畑の中へと入っていく。まどかはふとしゃがみこむと花を摘み始めた。
まどかは手を動かしながら話す。
誠一はまどかのそばに座った。
2人はしばらく無言でいた。1分かもしれない、1時間かもしれないそんな時間を。その静寂を断ち切ったのはまどかだった。
その告白は今までの告白よりも重く感じた。
恵美は嬉しそうに笑う。それにつられて誠一も笑った。
恵美は花かんむりを渡した。
誠一はすぐに花かんむりをかぶった。
2人はそのまま楽しそうに花畑を眺めていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!