そしてなんやかんやあり私は試験を突破していった
ゴゴゴゴォォォ
30分か…うーん…私なら今すぐゴールに行けるけど…、そしたら今まで制限時間ギリギリに終わっていたのがわざとだとバレてしまう…
忘れてた。私極度の方向音痴なんだ。いつも外は魔法で行き来してたから迷うとかないし、そもそもあんまり外出たことないし
後10分…………
まぁそろそろいいか。魔法使お
ビュンッ
スタ
やっぱ時代は魔法だよね。歩くとか時代遅れ。
その時
ドドドドドドドド
さっきの魔法不全者くんが壁を突っきってゴールまでやってきた。いや、え?この壁結構分よね?力やっばぁ…それと隣にいる女の子は誰だろう。知り合いとかではない感じがする。
終わった………盛大に口を滑らせた…………
は?なんだよこいつら。今すぐ化粧落として4本線なこと見せつけてやりたい。とゆうか殴っていい?
は???
よし、ルッチ殴ろう☆私をモブライフ計画を邪魔したんだ。このくらい許される。なんだって私は神より上に選ばれた、4本線の持ち主なのだから
でも今いくと演説中断しちゃうしやめとこ
ん?魔法不全者くん?流石に段階飛ばしすぎたよ?後普通に未成年だから犯罪
あっあの子の聞き間違えか…
いやそんな聞き間違えする?
ルッチが百%悪いのに?は?ボコすよ?
お前エリートじゃねえよ。試験官やっただけで勘違いするな、イーストンの評価下がるから今すぐ退職しろ
バキィィィ!!!
ゑ?魔法不全者くん…杖折っちゃた……
ないすぅぅぅ!!!
ルッチ乙
ボアッ
おー魔法不全者くん行ってった。あの子漫画とかだったら主人公キャラだな。先生に反抗したり普通じゃないことしたり……
普通じゃないって言ったら私も主人公になれるな
すいませんがここで設定の変更のお知らせです…!
漫画では最終面接は校長以外にも人がいますが、この小説では校長と受験者の1対1の面接という設定です。
ご了承下さい…!by主
ボアッ
私だ。よし、頑張るぞ
理由…?理由かー…あーー……
こんな感じでいいのかな?実を言うとあんまり家族に感謝してないんだよな…いや、4本線なことをバレないように必死に隠してくれたことにはすごく感謝してるよ!?でも、うちの親、親バカなんだよな…転んでちょっと血出ただけでも救急車とか騒ぎ立てるし…。いや心配してくれるのはありがたいが…
えっなんでバレたの!?私上手く隠したはず、まさかメイク薄くなった!?まずい早く言い訳しないと
ウォールバーグ校長どんな目してるんだよ…!!
こうして、私は晴れてイーストン魔法学校へ合格した
いや、晴れてか?秘密校長先生にバレたけど…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!