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『……の、』
『あの、………』
🐻『…………………ん、』
声がして、目が覚める。
目の前に、知らない人の顔。
てかここどこ。
『大丈夫…ですか?』
そう言って僕の顔を覗き込んで、
手を差し伸べてくるその人。
この顔、どこかで……………
🐻『い゛………っ、』
突然、頭が割れそうなくらいの頭痛が襲う。
『だ、大丈夫ですか!?!?』
『この辺、病院もないし……』
『とりあえず、僕の家に運びますね』
そう言うと、軽々と僕を持ち上げて、
お姫様抱っこのように抱えられた。
『あ、言い忘れてました』
🐰『僕、スビンって言います。』
🐰『あなたは?』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。