小説更新時間: 2026/06/08 10:19
連載中
Summer . RNP 〆

- ミステリー
- デイリーランキング最高 80 位(ミステリー)
- 夏休みの宿題
キラキラと星のように煌めく砂浜を蹴るたびに、
灼熱の感覚がサンダル越しに伝わってくる。
空はバカみたいに真っ青な顔をしていて、
高く大きな入道雲はその顔を覆っていた。
良く言えば代表的で美麗な
悪く言えばテンプレートどうりで味気ない
誰もが思い浮かべる「 夏 」の景色だ。
遠くから笑い声混じりの騒ぎ声が聞こえる。
それを太陽はさんさんと笑いながら、
彼らを照らしている。
その横。
その騒がしい海辺をじっと眺める
"彼女"の背中に向かって、
彼女を驚かせようと
島全体に響き渡るような大きな声を出してみた。
すると彼女は驚き後ずさりし、
そして怪訝そうな顔を俺に向け、
ぶっきらぼうに言葉を返した。
今の情けない顔はシャッターチャンスだったな、
と俺が言うとまた彼女は怪訝そうな顔をする。
このなんてことないやり取りさえ、
夏の陽射しの下では特別なものに思えた。
この時間で、この場所で、
こんな会話を再現するのは難しい。
つまり二度と見られない景色であり、
この一瞬は取り戻せないのだ。
俺はカメラを構える。
ファインダー越しに彼女と凪いだ海を重ねる。
カシャリ、という軽い音が鳴った。
写真はその戻れない一瞬を記録できる。
彼女の不機嫌そうな顔
潮風の匂い
透明で静かな群青の海
手に届かない青い空
いつも通りにも見えるが、
どこか違う一瞬の景色。
それをレンズに収めて、保存できる。
彼女と並んでただ海辺を歩く。
今日を生きていることを実感した。
この穏やかな凪が明日も明後日も、
俺たちの足元を濡らし続けると信じていた。
それを俺は疑いもしなかった。
何の混じり気もないような、この夏を
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To be Continue ……
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・夕"-/ 力゙-/ 口 -/ / \ ゜の二次創作です。
世界観をお借りしています
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